TS美少女令嬢の筋肉無双がエグすぎる〜病弱令嬢にTS転生した脳筋漢が筋トレで最強の肉体を手に入れダンジョンで暴れ回ってる件〜
茶部義晴
プロローグ
「フハハ、こんなところに女一人でくる奴がいるとはな」
ダンジョンの中でも最高難度を誇るレベル7ダンジョン、そこの最深部の広い空間に一体の赤いドラゴンと少女がいた。
洞窟の様に岩で閉ざされた薄暗い空間、地面は高温の溶岩があちこちに細い道を作る。
しかし狭いというわけではない。
不思議と広い空間を構成しており、その巨体が翼を広げて飛んでも余裕があるほどだ。
「ふむ、ドラゴンというやつは喋るのか。おもしろい」
体格にして比較にならない程度差のあるその両者、しかし彼女は全く怯んだ様子はない。
「我を前に余裕の表情をしているとは、中々大したやつだ。しかし、その顔もいつまでもつかな?」
空を飛び、相手を見下ろすドラゴンの口の中に炎が溜め込まれる。
一方対峙している少女に武器はなく、拳を構えているのみ。
「ゆくぞ!」
溜められた炎が少女に吐き出される。
物凄い熱量をもつそれはフィールドとなる岩をも溶かすほど、人間が触れればひとたまりもない。
しかし彼女は走ってそれを悠々避け、そのまま方向転換、足に力を込め地面を蹴り高々とドラゴンに飛びかかる。
「セイヤッ!!」
「グヘァ!?」
彼女が放ったのはドラゴンの体にしてみれば粒のような大きさの拳の突き。
上空からそれがドラゴンの眉間に突き刺さり、とんでもない衝撃がドラゴンを襲った。
体を守っていた鱗は打ち砕かれ、脳は揺れ、意識が閉ざされる。
そしてその巨体は地面に撃ち落とされ、隣で傷ひとつない彼女が手を払う。
これをただ一人の人間、それも若い女の子がやってみせた。
――これは筋肉自慢の日雇い労働者が異世界の病弱美少女令嬢に転生し、後にダンジョンをその肉体のみで暴れ回り、厄災と言われまでとなる話――
⭐︎以下あとがきです。⭐︎
本編は次回から、ギャグテイストな爽快なTS転生譚を目指します。
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