ある転生者は旅立ちの日を迎える
なんだかんだで俺が天職を授かってから一年後。往復2,3日で行けるダンジョンに遠征もするようになってレベルは20に届くかどうかというくらいになった。
……いいんだろうかこれ。ゲームではこれくらいのレベルがあるとラスボスと奪ったスキルとパーティーメンバーにもよるがそこそこ戦えたんだが……
まぁ。それはさておきということでとうとうユグドラシルダンジョンへ向けて出立することになった。
まぁ出立の時は盛大な見送りだったね。なんせハーレムメンバー30人以上もいるし。みんなさみしいさみしいって”これをあなたと思って耐えます”っていって俺の着ているものから一部取り外していくんだよ。それが30人もいればどうなるか。武器と荷物以外の装備はパンツ一丁というなんとも閉まらない格好に! 大惨事だよ!!!
で、俺は装備は基本パンツルックなんだけど、「女3人旅ってことにしたほうが危険は少なくないんじゃない?」ってダリアが言うものだからほかのみんなも乗り気になって設定凝る凝る。で、俺が「故郷の将来を約束した男のために頑張るお嬢様」で、エリーとトトリはその護衛ということになってお着替えタイムですよ。スカートはいやだって言ってるのに聞いてくれないし女の子向けのいわゆる勝負下着と呼ばれるような布面積のちっさいやつをはかされたり……さすがにパンツは俺の象さんが収まらないんで勘弁してもらったんだけどね。
で、化粧もさせられて見た目はすっかり女の子にさせられてしまった。
……うーん、これはおなぬーを教えたのは失敗だったかなー。だってこっそりやってるつもりかもしれないけどうるさくて眠れなくなってたんだもん。まぁ俺も勃起も射精もしないけどいき方はわかったんで失敗とも思えないんだけど。まぁ寝る前の鑑賞会で発散してもらうようになってからはぐっすり眠れるようになったんでよかったと思うことにしよう。
でも、なぜか女の子の潮を浴びるともともと女顔だったのがさらに進んでしかも無茶苦茶かわいくなってんだよねー。もうこの町でハーレムメンバーを除いて俺を男だって思う人はいないんじゃないかなー。母さんですら時々間違えるし。どうしてこうなった。これもセカンドジョブのせいしょくしゃが関係しているのかなー。ほら女の子のあれは聖水だーとかいうじゃない?
まぁそんなこんなでゲームの幼馴染3人組からお嬢様とその護衛に変わっちゃったんだけど……これ俺がやられちゃうってことないよね? 寝取られも怖いけどそっちで尊厳破壊されるっていうかメス堕ちとかも心配する必要が出てきたんじゃないかこれ? ゲームでは性転換薬なんてものは出てこなかったけどこの世界にないとは限らないし。まぁ尻の穴には十分注意しておこう。
エーデルの街から一番近場のユグドラシルダンジョンに行くのは途中に王都を通るルートがあったのでそれにした。……というかねー設定に合わせるとはいえ馬車まで用意してくれるのはやりすぎだと思います。楽できていいけどさー。御者はエリーとトトリが交代で。ほんとは御者の人もつけるって言ってたんだけどエリーとトトリが反対したんだよねー。……多分監視がつくのを嫌がったんだと思う。宿屋では別の部屋をとるように何べんも言い含められてたからねー
で、宿屋では案の定ですよ、いつもどおり、いつもどおり、いつもどおりだったなーと朝の日の光と小鳥達の声と俺の両脇で裸ですやすやと眠る二人をにやりながら現実逃避をするのであった。
……二人とも久しぶりの3人きりだからってちょっとはっちゃけすぎじゃありませんかねぇ……
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