あれ、ひょっとして「全てを懸ける3分」ってダレトがぽろっと零した名言？か何かが元になった慣用句？（作品内で由来語られていて、読み逃していたらごめんなさい）
１の勇者と２２の騎士と比較してクアインはどれくらい強いんだろ。
ザイナスはクアインが自分よりも強くなれると認めているけど、そう思っているのはクアインだけなんだろうなあ。
周囲にとっては縁壱から浮き立つような気持ちになりませぬか兄上て言われてるようなものか。かなしみ。

全てを懸ける3分に、絶対に負けなかった男を知っている。ダレトだ。彼はザイナスくんのご先祖ザインから妻を寝取った男。もしもザイナスの本当のご先祖がダレトだったなら、ザイナスくんもダレトのように全てをかける3分に絶対に負けない男に到れるかもしれない。

家何ていう押し付けられた理由じゃなくて、自分自身で掴んだ負けられない理由を手にしたならザイナスは当代最強の剣士に至る……ソレが勇者の目が見た才覚か。
クアイン側の話を読んでるとこの不調とかの理由も分かる……んだけど、あの意味不明な強さにザイナスが到れるのか……いやまぁザイナスもまだ15歳だから可能性の塊か。

ザイナスくん…その期待を信じられない気持ちは俺にすらわかるので、ザイナス君が疑うのはなお無理からぬことだろう
プライドだけでなく、家だけでなく、情熱だけでない、負けられない理由。見つけてほしいものだぜ

更新お疲れ様です。
子孫の関係を見ることで、先祖の関係を推測できそうで面白いですね。

話タイトルお前かよ！！！
というツッコミも無に消えそうな話の余韻の良さ。いい友達持って、根のいいところがあって、負けて得たものがあって
でもこいつが負けて一番よかったことは、既にあるものを見つめ直す機会ができたことなのかなぁと

ザイナスの情緒が完全に子供のソレ、こんなん分かってる人間が放っておける訳ねぇやな。
清廉潔白と言うか純真無垢なザイナス、この心根で直向きに努力して剣技を磨いたのを理解してるならそりゃ『何でお前が負けたんだろうな』って言いたくもなるわな。

それだけが家族との繋がりだったからか、剣に対しては何処までも誠実なザイナス。自身を負かし、その人生すら捻じ曲げられたと言うのにそれでもその相手が正当に評価されない事に怒りを抱ける誠実さ。
負けたからこそ獲得出来た人間性なのかも知れないけど、根っ子の善性が透けて見える人間性ならそりゃ深い関わりを持つ兄や親友が心を砕くのも分かる。

＞「俺は、俺に勝った騎士に当然の機会を与えたいだけなんだ。俺に勝った者の栄光を認めないということは、1人の勝者の陰で敗者となった俺達のことも間接的に貶めているということだから」

ちょっと他作品も混ぜて感想書くので行儀悪いかもですけど、ここらへん完全にGhoti'の風成善幸と同じ善良さを感じてすごい好きです。
俺たち、って表現してはいるけど、彼自身が自罰的なのもあって割合としてはザイナスくんに今まで負けた誰かへの労りのがデカい気がする。
きっと今までザイナスくんが勝ってきたこれまでも、敗者になった誰かにも幸せであって欲しい人だし、
ザイナスくん、教育とあと本人自身の天然っぷりの合わせ技で伝わりづらいけど、
自分以外の敗者になった誰かは見下したりしないで、静かに尊敬し続けてる、優しい人なんだな
出力がおかしいだけで、他の人から受けた恩義であったり優しさであったりは、しっかりと受け止められる子だ
お兄ちゃんもそりゃあ誇らしく思うわ、って納得する。

更新お疲れ様です。
他の話との繋がりを見つけるのが楽しいですね。

ザイン、本当なら功績挙げてるのにな…ベトの言ったとおりになってしまうとは。
ところでザインの子孫は本当にザインの子孫なんだろうか、ひょっとして血のつながりという意味での祖先はダレｔ（ｒｙ

すげぇ、久し振りの心折小説だ。
それしか無いと教え込まれて生きてきた人間の心を的確に折るやり方してる、コレは続くのかな……続きをすごく読みたい。

投稿お疲れ様です。
あのザインの子孫か…とつい考えてしまいますね。
ザインが悪いわけではないのですが、ダレトの姿が連鎖的に浮かんできますね。