双子の妹と同時に死んで異世界に来ました。
白熱の親指
1話 妹がブラコンすぎてイカれてやがる。そして日本さよなら。
いつもどうりの朝、携帯のアラームで目を覚ます。
「う~~~んクッソ、もう月曜日の朝かよ...」
土日の休みが終わり地獄の新しい週の始まりだが…
時刻は現在7時。あと30分後に家を出れば間に合うから…
「よし!!後10分寝よう!!!この朝の二度寝程気持ちいい瞬間はない!」
そう決めた俺は再び二度寝と言う人生で6番目に気持ちいい瞬間を貪ろうとするが…
ドアを開けられた
「に…さん」
うん?今誰かに呼ばれたような...しかし眠気を優先したため謎の声の主を俺は気にしなかった
「兄さん!」
今度は強めの口調でそう呼ばれた。だが俺は無視を続ける。朝の二度寝程気持ちいいものはないのだ!それはまるで小学生の頃に見たアダルト漫画を高校生になって見つけて致したときみたいな♡
「いい加減起きないと学校遅れるよ!」
「兄さん、兄さん、兄さん、兄さん、兄さん・・・」
うぬぬぬ! うるさい!!! 我慢できず声の主である妹にこう叫んだ
「あ~ああ、体が重くて起き上がらないな~~!目の前に誰かがいるならな~キスでもしてくれたらな~元気1000倍出るのになぁ~~」
俺はわざと妹がめんどくさと思わせるように言った。
ふぅ!これならいくらあいつでも今日こそ観念するだろう!
「じゃあ、先に起きてる兄さんの下半身にダンベル落とすね」
「ごめんなさい!!!すぐに支度するので宝物に手を出さないでくださいぃ~!!」
筋トレのダンベルで脅されて洒落にならないので速攻で土下座をして体を起こした。
くっ!…いくら家族とは言え朝立ちしてるのをバレたらやっぱり恥ずかしいし、謎の敗北感を感じてしまう。
「股間が宝物って何なの、もおー ごはん作ってるから早く準備してよね」
そう言い残し妹の”サグメ”は部屋を出て行った。
「クッソ!あのブラコンめが!そんなに俺の世話が好きなら今度風呂にでも誘って体洗わせてやる!今に見ていやがれ!」
5分後には忘れるであろう謎の決心を心に決めたらダル重い体を起こし制服に着替えてリビングへと向かった
「あ おはよう兄さん、ごはん作って置いてるから食べて。」
「おう ありがとな」
俺たち二人はさっきの起こし合いが無かったように淡々と言葉を交わす
エプロン姿のサグメは笑顔でそういうとお弁当を作ってくれている作業を続けている。
あいつは凄いな~朝早くからごはんも作ってくれて、俺を起こしてくれて、弁当も作ってくれて
尊敬できるいい家族を持ったな!
昔は喧嘩ばかりしていたのに今では白髪ショートの綺麗な瞳で学校ではトップで可愛いと来た。
それだけでなく勉強もできて友達も多く常にキラキラしている
それに比べ...
何で俺はあいつと違ってモテないんだよ!?あいつと血は繋がってるから見た目はそこまで悪くないだろうが!
確かに俺は優秀ではないが…優秀ではない...はず…なの…だが…
振り返ると今まで自堕落な自分の姿を思い出した。そして大量の心当たりがあり、悲しくなってきたので考えるのをやめた。
「兄さんどうしたの?早く食べないと冷めるよ?」
「畜生!!!」
俺は誰もいない方向にそう叫ぶと、サグメは困惑した表情で見つめてくるが俺は気にせず朝食を食べ始めたのだった...
朝食を食べ終わると俺ら”双子兄妹”は学校へと向かう為家を出た。
俺とサグメはいつも同じタイミングで家を出る2人揃って同じ学校だからだ。
そして俺たち二人はまだ知らなかった...
これが最後に迎える日本の朝だった事を...
そして俺はサグメと話しながら通学路の町を歩いている。
「なあサグメ、お前にこんな事言っても無駄なのは100も承知だが言わせてくれ...サボってゲーセン行こうぜ!」
妹はまたか...と言わんばかりの表情をした。
「前もそんな事言って結局サボったじゃん」
「お前も音楽ゲームやりこんでて人の事言えないだろ」
「私は...学校の成績兄さんより優秀だし…」
少し自信なさそうに言ったが事実だ。
こいつは凄く優秀なのを俺は知っている。
「私は別に少しはサボりを付き合ってあげても問題ないけど兄さんの場合留年になるからね。私は三年生になって兄さんは二年生のままだったら学校でも家でも”先輩”って呼んでもらうからね」
俺はサグメから挑発されたような気がしたのでそれに乗って言い返す。
「いいぜ!そうなった場合サグメ先輩にあらゆる教えをこいてやるからな!可愛い”後輩””の為に協力してもらうぞ」
勿論あらゆる教えと言うのは下ネタの事で...そんなこんなで言い合っていると、俺は不意にあることに気が付く。
「大体お前こそ・・・・・・・・ってなんか俺らの周り異様に人いなくね?
サグメも確かにと思ったのか俺と一緒に周囲を見渡した。
他の人がなぜか上を見ていたので俺たちも上を見たら建物の建設をしていた
「ちょっと!君たちそこから離れた方がいい!!」
小太りのスーツのおじさんがいきなりそう言ってきて俺たち二人はうん?と疑問に
思っていると…………
上から”ガシャン”と何か重たいものを支えていたものが弾け飛んだような物の音が聞こえ、上を見たら鉄骨のような物が勢いよく落ちてくる!
どうやらおじさんには見えていたが俺たちには鉄骨が落ちそうな感じには見えていなかったようだ。
その時、人は死ぬ間際、時間の進みが遅く感じると言われるがそれが良く分かった
しかしこの状況で瞬時に考え着いたのが”逃げなきゃ”ではなく”サグメを死なせたらダメだ”だった。
頭にそれがよぎった瞬間、サグメの手を繋ぎ思いっきり突き飛ばそうとしたが...
サグメは………………”なぜか抱きついてきた!!!”
何考えてんだと思っていると、サグメは笑顔で
「死ぬときは一緒だよ いつもどうりの朝、携帯のアラームで目を覚ます。
「う~~~んクッソ、もう月曜日の朝かよ...」
土日の休みが終わり地獄の新しい週の始まりだが…
時刻は現在7時。あと30分後に家を出れば間に合うから…
「よし!!後10分寝よう!!!この朝の二度寝程気持ちいい瞬間はない!」
そう決めた俺は再び二度寝と言う人生で6番目に気持ちいい瞬間を貪ろうとするが…
ドアを開けられた
「に…さん」
うん?今誰かに呼ばれたような...しかし眠気を優先したため謎の声の主を俺は気にしなかった
「兄さん!」
今度は強めの口調でそう呼ばれた。だが俺は無視を続ける。朝の二度寝程気持ちいいものはないのだ!それはまるで小学生の頃に見たアダルト漫画を高校生になって見つけて致したときみたいな♡
「いい加減起きないと学校遅れるよ!」
「兄さん、兄さん、兄さん、兄さん、兄さん・・・」
うぬぬぬ! うるさい!!! 我慢できず声の主である妹にこう叫んだ
「あ~ああ、体が重くて起き上がらないな~~!目の前に誰かがいるならな~キスでもしてくれたらな~元気1000倍出るのになぁ~~」
俺はわざと妹がめんどくさと思わせるように言った。
ふぅ!これならいくらあいつでも今日こそ観念するだろう!
「じゃあ、先に起きてる兄さんの下半身にダンベル落とすね」
「ごめんなさい!!!すぐに支度するので宝物に手を出さないでくださいぃ~!!」
筋トレのダンベルで脅されて洒落にならないので速攻で土下座をして体を起こした。
くっ!…いくら家族とは言え朝立ちしてるのをバレたらやっぱり恥ずかしいし、謎の敗北感を感じてしまう。
「股間が宝物って何なの、もおー ごはん作ってるから早く準備してよね」
そう言い残し妹の”サグメ”は部屋を出て行った。
「クッソ!あのブラコンめが!そんなに俺の世話が好きなら今度風呂にでも誘って体洗わせてやる!今に見ていやがれ!」
5分後には忘れるであろう謎の決心を心に決めたらダル重い体を起こし制服に着替えてリビングへと向かった
「あ おはよう兄さん、ごはん作って置いてるから食べて。」
「おう ありがとな」
俺たち二人はさっきの起こし合いが無かったように淡々と言葉を交わす
エプロン姿のサグメは笑顔でそういうとお弁当を作ってくれている作業を続け
あいつは凄いな~朝早くからごはんも作ってくれて、俺を起こしてくれて、弁当も作ってくれて
尊敬できるいい家族を持ったな!
昔は喧嘩ばかりしていたのに今では白髪ショートの綺麗な瞳で学校ではトップで可愛いと来た。
それだけでなく勉強もできて友達も多く常にキラキラしている
それに比べ...
何で俺はあいつと違ってモテないんだよ!?あいつと血は繋がってるから見た目はそこまで悪くないだろうが!
確かに俺は優秀ではないが…優秀ではない...はず…なの…だが…
振り返ると今まで自堕落な自分の姿を思い出し大量の心当たりがあり、悲しくなってきたので考えるのをやめた。
「兄さんどうしたの?早く食べないと冷めるよ?」
「畜生!!!」
俺は誰もいない方向にそう叫ぶと、サグメは困惑した表情で見つめてくるが俺は気にせず朝食を食べ始めたのだった...
朝食を食べ終わると俺ら”双子兄妹”は学校へと向かう為家を出た。
俺とサグメはいつも同じタイミングで家を出る
そして俺たち二人はまだ知らなかった...
これが最後に迎える日本の朝だった事を...
そして俺はサグメと話しながら通学路の町を歩いている。
「なあサグメ、お前にこんな事言っても無駄なのは100も承知だが言わせてくれ...サボってゲーセン行こうぜ!」
妹はまたか...と言わんばかりの表情をした。
「前もそんな事言って結局サボったじゃん」
「お前も音楽ゲームやりこんでて人の事言えないだろ」
「私は...学校の成績兄さんより優秀だし…」
少し自信なさそうに言ったが事実だ。
こいつは凄く優秀なのを俺は知っている。
「私は別に少しはサボりを付き合ってあげても問題ないけど兄さんの場合留年になるからね。私は三年生になって兄さんは二年生のままだったら学校でも家でも”先輩”って呼んでもらうからね」
俺はサグメから挑発されたような気がしたのでそれに乗って言い返す。
「いいぜ!そうなった場合サグメ先輩にあらゆる教えをこいてやるからな!可愛い”後輩””の為に協力してもらうぞ」
勿論あらゆる教えと言うのは下ネタの事で...そんなこんなで言い合っていると、俺は不意にあることに気が付く。
「大体お前こそ・・・・・・・・ってなんか俺らの周り異様に人いなくね?
サグメも確かにと思ったのか俺と一緒に周囲を見渡した。
他の人がなぜか上を見ていたので俺たちも上を見たら建物の建設をしていた
「ちょっと!君たちそこから離れた方がいい!!」
小太りのスーツのおじさんがいきなりそう言ってきて俺たち二人はうん?と疑問に
思っていると…………
上から”ガシャン”と何か重たいものを支えていたものが弾け飛んだような物の音が聞こえ、上を見たら鉄骨のような物が勢いよく落ちてくる!
どうやらおじさんには見えていたが俺たちには鉄骨が落ちそうな感じには見えていなかったようだ。
その時、人は死ぬ間際、時間の進みが遅く感じると言われるがそれが良く分かった
しかしこの状況で瞬時に考え着いたのが”逃げなきゃ”ではなく”サグメを死なせたらダメだ”だった。
頭にそれがよぎった瞬間、サグメの手を繋ぎ思いっきり突き飛ばそうとしたが...
サグメは………………”なぜか抱きついてきた!!!”
何考えてんだと思っていたが、サグメは笑顔で……
「死ぬときは一緒だよっ」
その時の顔は今までで一番可愛く見えた笑顔だった。
それ以降は体に衝撃が一瞬走ったがそれ以降は覚えていない...
俺たちは死んだんだ――――
死んだはずだと思った!
凄く柔らかくて優しい落ち着く匂いがして目が覚めると俺はサグメに”膝枕”をされていた。
しかしそれ以上にサグメが目の前にいることに驚き、すぐに体を起こした
「サグメか!いや、これは夢……か。俺達は死んだはずだもんな――」
俺たちは死んだはずだ 一瞬死んだのは夢かと思ったが夢にしては、ハッキリとあの時の事も痛みも覚えている。
戸惑っていたのでぎこちなくそういうと……
「に…兄さん...夢じゃないよ…私も死んだと思ったから!」
妹が泣きだしながらそういうと俺もさっき起きた事故の事を思い出し急に涙が込み上げて来てサグメの程よく大きい胸に顔をうずめながら大泣きした...
もう二度と会えないと思った。もうサグメとバカな話ができないと思った。まだまだ言えてないありがとうやごめんなど、
無意識にそんな事が次々と脳裏によぎり涙が止まらなくなった。
泣きながら俺は思い出して気になった事を聞いた。
「このアホ!何で俺と一緒に死んだんだよ!」
そう聞くと、サグメも泣きながら...
「たった一人の家族だよ。兄さんが居なくなった世界なんか楽しくないよ...」
サグメからそう言われたのは初めてだったので照れくさいが凄く嬉しくて思わずクスッと笑ってしまった
「本当にお前は少しイカれてるな
そういうと彼女も笑顔で満足そうに小さく笑った。
俺達は泣いていたらどこかから、とてつもなく大きいハキのある声で話しかけられた!
「君たち兄妹まるで恋人っすね~~!!!!!!!」
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