番外編⑦報告

 「そう言えば…あの子・・・がそろそろ帰ってくるかの」


 王様は城の城内を歩き、ある部屋の前で止まっていた。


 「しばらく会ってないが、やはり寂し──」

 「国王様、ご報告が!!」


 王様の元に、一人の兵士が駆け寄ってきた。


 「どうした?」

 「姫様が・・・、まもなく城に到着するようです」

 「…ッ、それは本当か!?」


 王様はその場で喜んでいた。


 「すぐに転移者達を集めよ!!あの子が帰ってき次第、話が出来るよう準備しておけ!!」

 「はっ、失礼致します」


 兵士がその場を離れ、王様は王室に移動を始めた。


 「もうすぐ会えるな、エレーナ姫よ・・・・・・──」

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