問4 問題

問4 次の文章を読んで、『』に当てはまる一文を答えなさい。


 僕はどこにでもいる平凡な男子高校生、今、学校に遅刻しそうになっている。


「遅刻遅刻ぅー☆」


 何だか食パンを咥えた美少女を連想させる声がするなあ、と思いつつ、僕は走りながら曲がり角を曲がった。


『                                    』


 ぽーん、と食パンが宙を舞って、そうして僕らは出会い、物語は始まった。


・上記の文章は古典的なラブコメの一節と想定すること。

・「美少女」という単語を使うこと。

・食パンをくわえていても言葉は喋れるものとする。

・物理法則は実際のものとは違う架空のものが適用されるものとする。具体的な例として、人間と同じくらいの重量の物体同士が、人間が走るのと同じくらいの速度でぶつかったとしても単に「痛い」で済むものとする。

・転生トラック禁止。『遅刻遅刻ぅー☆』とスピーカーで叫びつつラブコメ展開を期待して曲がり角を曲がった人間を轢き殺す美少女が乗ったトラックにノーブレーキで轢かれ異世界に転生した、などの解答は不合格とする。

・猟奇展開禁止。『遅刻遅刻ぅー☆』と食パンをくわえた美少女の手に握られた包丁に刺されて異世界に転生した、などの解答は不合格とする。

・SF禁止。登場人物の「僕」は並行世界の別の自分(美少女)とは出会わない。

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