先輩の考えた最強の現文問題とその解答。

問２ 解答

・解答例（僕）

　身体が怠い。ふらふらする。戦う前からすでに死にそうだ。もう無理。早く帰って、おでこに冷感シート貼って、風邪を言い訳にスポーツドリンクを多量に摂取して、布団に入って眠りたい。泥のように――泥のようにって何だ――眠りたい。

・合否（※先輩の個人的な判定です）　

　×（不正解）

・解説（※先輩の個人的な解説です）

　おめでとうございます。貴方には鈍感系主人公の素質があります。

　それはともかくとして、貴方の解答は間違っています。ＡはＢが思っているように風邪を引いているわけではありません。というか、このレベルの病状でなんで戦いに出ようと思ったんですか貴方の中のＡは。おかしいでしょう絶対。

　もう少し前半部分のやり取りをよく読んで、ＡのＢに対する好意と、素直になれない心情の二点を読み取りましょう。「ラブコメ展開有りのライトノベルの一節を想定すること」と明記してあることには意味があります。

　また「泥のように～」の部分は必要ないと思います。明らかに文字数を稼ごうという狡い意図がうっすら見えます。もうちょっと頑張りましょう。

　え？

　ずっと前に、見かねてテスト勉強を見てもらったときと状況がほぼ同じ？

　いや。

　いやいやいやいや。

　言ったでしょう。あれ風邪だから。

　あのときの私、帰って熱を測ったら４２℃あったから。うん。風邪。

　でこに冷感シート貼ってスポドリ飲んで布団入ってすげー寝たから。