第2話 氷の闇

 軽井沢の街は冷たい風に包まれ、雪が積もる中、鰐淵地区では不穏な動きが漂っていた。

 治安部隊のリーダー、江戸川は、鰐淵地区での不審な活動に対処するため、部隊を率いて現場に向かう。彼の目的は、街の平和と秩序を守ることだ。

 アーケード裏の闇の中、ツアーガイドの麻美は、不正な取引や裏社会の動きを覗き見していた。彼女は軽井沢の裏側に潜む真実を暴くことを決意している。

 江戸川と麻美のパスが交わる。彼らは偶然、街の地下に広がる土管の中で出会う。そこには、街の闇を隠す秘密が隠されていた。

 治安部隊と裏社会の勢力との間で、緊迫した対立が勃発する。鰐淵地区の闇の中で、江戸川と麻美は組織の陰謀に立ち向かう。威圧と暗闘の中、彼らは真実を追求し、街の暗部に挑む。

 街の闇を暴く旅は終わりを迎える。江戸川と麻美は、軽井沢の静寂な景色の中で、新たな日々を迎える準備をする。彼らの冒険は終わりを告げたが、街の闇は永遠に消えることはない。


 10日 - NHK大河ドラマ『真田丸』放送開始(-12月18日)。

 麻美は旅館のコタツで見た。

 堺雅人はカッコいいと思った。『新選組!』の山南敬助のときもかっこよかった。

 麻美は江戸川のことを思い出しながら、オナニーした。アソコを布団にこすりつけるようにして。2回もイッた。


 11日 - NHKの現職アナウンサーが、自宅で危険ドラッグを所持していた疑いで、1月10日に厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されていたことが判明。


 翌日、軽井沢を散策した。

 軽井沢町旧スイス公使館は、第二次世界大戦末期にスイス公使館として使われていた長野県北佐久郡軽井沢町にある建造物。

 建物は敷地面積2100m2、延床面積485m2の一部2階建て。


 1階に厨房やボイラー室、使用人の部屋、2階中央八角形のホールの両脇に宿泊者用の部屋(ベランダ付き8畳の洋間5室、6畳洋間5室、6畳日本間5室)がある。

 

 近隣にある脇田美術館にも行った。

 2012年現在、脇田和の油彩432点・素描328点・版画107点のほかペーパーバック、立体作品、コラージュや他の作家の作品を収蔵する。開館期間は例年4月中旬から11月下旬までで、冬季は休館する。


 避暑地・別荘地となって多くの著名人が訪れた経緯から、近現代の人物に関する碑が多いのが特徴である。北原白秋、有島武郎、シャーロックホームズの像などがあった。

 

 12日 - 強姦罪で起訴され、懲役4年の一審判決を受けた鹿児島市の男性に対し、被害女性の体内から、男性とは別人のDNAが検出されたことに基づき、控訴審判決で逆転無罪判決。


 この日は朝から酷い雪だったので、昨夜古本屋で買った北原白秋の本を読むことにした。

 歌集名「桐の花」は、巻頭の歌論風エッセイ「桐の花とカステラ」から採られたものである。1906年から1913年までの作品が収録されている。青春の官能、西欧風のロマンティシズムがその特徴とされる。歌集後半には、白秋自身の恋愛事件の反映がみとめられる。しばしば引用される歌に次のようなものがある。


 春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外(と)の面(も)の草に日の入る夕


 草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝(ね)て削るなり


 君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ。


 白秋は童謡もたくさん作詞してる。

 雨、雨降り、揺籃のうた、砂山、からたちの花

この道、ペチカ、待ちぼうけ。


 13日

 アイドルグループ・SMAPのメンバー5人のうち木村拓哉以外の4人(中居正広、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾)が、所属事務所のジャニーズ事務所を退社することにより、SMAPが解散する可能性が出てきたことが報道される。


 すっかり晴れ、シャーベットみたいになった道を歩いた。見晴台は江戸時代以来の景勝地で、群馬県安中市松井田町側に跨る峠町の茶店各店も当時から営業。他は軽井沢が避暑地になってから造成されたり、人の手が加えられている場所が多い。雲場池・レマン湖((南)軽井沢湖)・塩沢湖は近代以降の人造湖。白糸の滝も人工的に拡張・改変されている。

 

 雲場池くもばいけを散策した。軽井沢町の六本辻近くにある池。地元では「お水端」と呼ばれ、かつての外国人避暑客からは「Swan Lake(白鳥の湖)」という愛称も持つ。

 細長い形状からデーランボーという巨人の足跡という伝説が残るが、大正時代、この周囲一帯を別荘地として開発した貿易商野澤組の野澤源次郎が、現在のホテル鹿島ノ森敷地内の湧水「御膳水」を源とする小川(雲場川)をせき止めて造った人造湖である。水源である御膳水は、江戸時代から名水と知られる湧水で、軽井沢宿時代から大名や宮家の御膳に用いられ、明治天皇巡幸の折にも供された。


 池造設当時から散歩コースとして愛好され、堀辰雄、川端康成、正宗白鳥、室生犀星、吉屋信子、与謝野晶子らの随筆にもしばしば登場する。また池の周囲一帯は伏見宮邸、前田侯爵邸、松平伯爵邸、大隈侯爵邸、鳩山邸、石橋邸、牧山邸といった旧華族、政治家、財閥などの大型別荘が立ち並ぶ高級別荘地でもあった(現在でもこのエリアは高級別荘地として知られる)。


 現在、一帯は雲場川風致地区に指定されており、池畔に遊歩道が廻らされるなど池の周囲は雲場池園地として整備されている。周辺に点在する外人墓地や美術館等の施設とともに軽井沢の観光コースとなっており、紅葉の名所としても知られる。高地であるため平地よりも一足早く紅葉の見頃を迎え、例年10月下旬から11月上旬にかけてがピークである。


 麻美は池の近くで藤原と再会したからビックリした。冬の雲場池は凍りつき、その周りには厳しい寒さが漂っている。麻美と藤原は偶然、この寒々しい場所で出会う。

 麻美は雲場池の畔で、一人寂しげに立っていた。彼女の心には過去の傷が残り、孤独な気持ちに苛まれていた。藤原は彼女の様子に気づき、彼女に近づく。

 藤原と麻美は互いの孤独を共有し、凍りついた心が溶けるような瞬間を共有する。しかし、彼らの間には過去の傷と未来への恐れが立ちはだかっている。

 彼らの恋は禁じられていることを知りながらも、麻美と藤原は惹かれ合ってしまう。しかし、彼らはそれぞれの運命を受け入れ、短い別れを決意する。

 雲場池の凍った湖面を見つめながら、藤原と麻美は永遠の想いを胸に刻む。彼らの愛は永遠に凍りついたままであり、その美しい切なさが冬の風景に寄り添うのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る