『 クロノ・ボックス 』

ＡＩによる『修正版』③

【 異世界 A.C.700年 】

ロックⅩ世（テンセイ）の目の前に広がるのは、地竜が荷車を引いて走る石造りの道路と、レンガの家々が建ち並ぶ中世ヨーロッパのような風景でした。この街は、500年前に魔王軍と人間との戦いで敗れた戦士たちの子孫が作り上げたもので、住民たちは魔族を憎んでいました。

冒険者ギルドの組合長から、神々が魔族の凶暴性に不安を感じ、追放することにしたという話を聞きました。それを迫害と誤認した魔族の王は、神々を一人残らず殺し、人間を奴隷にして裕福な暮らしを手に入れようとしました。神の最後の生き残りが魔族に呪いをかけ、人間には神の力の一端である「魔法」を与えました。

しかし、魔王はその力に怒り、嫉妬のあまり「星喰いのズィドラ」を誕生させ、全ての生命を無に還そうとしました。ロックは、その危機を防ぐため、勇者一行とパーティを組むことを決意しました。

彼は情報を求めてテヘランの洞窟を抜け、メディウス村に住んでいる唯一の人間、ラガンに会いに行きました。しかし、村には人ひとりいる気配もなく、中心に共同墓地があり、墓碑銘が残されていました。「真の仲間じゃないと勇者パーティを追い出されたクールドジ男子ここに眠る」と書かれていました。

すでにこの世を去っていることを知ったロックは、再びトレーズの街まで戻りました。トレーズの街では、冒険者たちと魔王軍が戦闘の真っ只中でした。組合長から「アヴェ王国に知らせて欲しい」と依頼され、ロックは地竜車に乗り、アスラン橋を渡ってアヴェ城へ行きました。

城で、負傷した王様から「勇者バッジを持った少年が現れて伝説の剣を探しに南の大陸へ行った」という話を聞きました。その後、騎士団長から手紙を預かり、アスラン橋へと戻りました。

ロックが組合長に手紙を届けたちょうどその時、魔王軍四天王、憎悪のウォッカによる大規模な攻撃が始まりました。冒険者ギルドは苦戦して壊滅寸前でした。ロックは冒険者ギルドに加勢して魔王軍との戦闘に参加し、魔王軍を次々と倒し、憎悪のウォッカを秒殺しました。

そして、ロックは勇者バッジの少年を追って南の大陸へと進んでいくのでした。

◇　つづく

※　この物語はフィクションです。

　　絶対にフィクションです。