「箱」

はこ

　今回のお題、あまりにも幅が広い！

　ビックリ箱。

　段ボール箱。

　宝箱。

　箱根（地名）。

　はこべら(草の一種)。

　ネットで「箱　隠語」とでも引けば……

　刑務所のこと。

　ライブハウスのこと。

　編集所（テレビ業界）。

　アイドルグループ（オタク語）。

　箱物といえば建物ですけど、政治的には大きな建物や道路ばかりで人にお金をかけない象徴、あるいは揶揄として使われます。

　豊富にあり過ぎますよね！

　普通に「箱」を連想しても、色とりどりカラフルなボックスもあれば、無味乾燥な段ボール箱まで。段ボール箱もでも、今ではけっこうカラフルですけどね。「箱」のお題に合致するかはともかく、段ボールで作られた恐竜など、芸術的なものもありますからそれも「箱」とするならさらに際限なくなる。

　オカルト的にも「箱」はいろいろあります。

　代々の蔵の中に眠っている箱。

　それを開けるととんでもないことが起きる。

　災いのもとであったり、逆に家が栄える神さまであったり。

　そういえば「ノアの箱舟」ってありました。

　恋愛で描くならプレゼント箱。

　それは現代ファンタジーや現代劇でも。

　子どもにプレゼント、何を選ぼうか、またはもらったそれが実は……。とか。

　タイムカプセルも「箱」と定義すれば面白い。

　約束の箱、とかね。

　それを埋める理由、あるいは掘り出す理由。

　見付けられるかどうか。

　何が入っているのかすっかり忘れていて、過去の自分からのそれに赤面したり、涙したり。

　昔話の舌切り雀。「小さいつづら」「大きいつづら」も箱ですから。

　箱型。

　そんな形状のものなんてそこらじゅうに！

　ジュークボックス。

　クーラーボックス。

　ツールボックス。

　ボックスティッシュ。

「箱」をボックスと英語で言い換えて使うとなれば、また広がる。

「箱」を分解、竹、木、目。

　合わさって箱。

　そんなちょっとひねったものも浮かびます。

　今回は発想が試されそうです。

　読み手にとっては「そんな箱があったのか！」で楽しいでしょうけど、書くほうは大変です。