第10話 書けなかったエピソードがひらめく
「執筆しないこと」
昨日も指南書を読んで、小説を書くこと自体はやはり面白そうだと思っている自分がいる。
長編がんばりたい。
そんな中で、指南書のフレーズで一番自分に引っかかったのは冒頭の言葉。
書かない時間は長くていい。
心配しなくていい。
頭の中でできたら、必ず書ける。
読書の頭で思い描かれて、初めて小説は小説になるのだから。
なるほど、理屈はわかった。
そして、言われた通り、登場人物の画像を眺めるだけの3日目。
不思議なことに、ストーリーを書かないと、”現実の”色々なことに目が向くようになる。
きっと、脳みそが無意識に登場人物に関わる何かを探しているのだ。
♢♢♢
さて、そうは言っても、小説を書く読む以外にすることがないので(笑)、『カフェ・アンプデモア』のおまけを書くことにしました。
おまけアリ版を販売したいのです。
書き始めると、めっちゃスルスル出てくるー。
人物が生きてると楽ー。
おまけのポリシーとしては、今までのキャラに見ない側面、人間関係の組み合わせを見せたい。
そして、来た。
今まで書きたくても書けなかった、藤波要芽の父との葛藤!!
その葛藤があるから叔父の獅堂との関係が見えるだろうと、構成上は思っていたけれど、エピソードが出なかったのです。
無理矢理本編に入れたら、主人公の那央、橘が薄れてグダるな、と思っていたので無しにしていました。
そして、おまけを考えていたときに、翔優の一人称エピソードをやりたいなと思っていました。
翔優は、トラウマがある、ある種の神経症のミステリアスな人物として、8万字の中で自分語りをあえてさせていませんでしたので。
おまけだし、それをやっちゃおうかな、と思ったら……出てきた!父の存在!
大人になった翔優の回顧録。
父が客観的に語られることで、藤波がより深掘りされる。
それを語れるくらい翔優も大人になったと言えるしな!
書きたいことが自然と集まる。
これが……書かない効果!!
時々、寝ていて夢を見て、5時くらいに目が覚めて、そこでエピソードが出てきてそのままアプリに書くことがあります。
今回それ。
ちなみに夢自体は、鎌倉に旅行に行ったら、外国人が迷惑行為をしているという夢でしたw
いやぁ……書かない、って、大事ですねw
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