詩 君の手のひら

佐倉明人

君の手のひら

つないでいた 手のひら

恋人同士 離れない


突然、君は 手を離す


指先から離れた


君の手が ひらひら泳ぐ


こっち こっちと 呼んでいる


残った 手の わずかな温もり

僕の心を ドギマギさせる


君のことが 好きなんだ


もう一度 つなぎたい

君の手の温もりは


今や りんご飴を持っている


僕が緑で 君が赤


持っている それは

大きさ 野球ボールかな


食べれるの 僕が聞く


食べれるよ 君は言う


それから どちらかともなく

手をつないだ


手のひらから 伝わる温もり

君の手には 癒される



次は たこ焼きが食べたいな

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詩 君の手のひら 佐倉明人 @sakuraakito

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