俺は魔王じゃなかった

@hiropi00021

第1話

俺は魔王様の影武者だった

魔王様は勇者によって倒された⋯倒されてしまった

何かあちらこちらおはなばたけできてるし

「あはは⋯うふふ⋯」

ってちがーう!

何で俺が生きてるかと言うと相手したパーティがめっちゃ弱かった⋯それに魔王様最近、トレーニングをさぼってたしボコボコにされてた

正直、あんな姿見たくなかったっすよ(涙)

ても、まぁなんだったら俺の方が鍛えてたしなー」

しかし、現状にため息が出る

その時殺気を感じた

「うぉりゃぁ!」

誰だ?相手をよく見た。

ガ「タイニーじゃないか!?お前無事だったのか!?」


タ「ガゼルよ、今、お前隙だらけだったぞ!魔王様が倒れて腑抜けたか?」

ガ「魔王様のあんな姿見てみろ!凹むぞ!」

タ「そんなに酷かったのか?」

ガ「もう、ボコボコだ」

タ(確かに魔王様の亡骸は酷いもんだ)

タ「とりあえず生き残りをさがそう!」

ガ「賛成!って1人だな(笑)」

タ「一人言で苦笑いわよせ(笑)」

第1話完


第2話

ガ「とりあえず強くて生きてて元気なヤツを見つけよう」

タ「それならあそこにいるが⋯ありゃサイクロプスのゼックだな、万が一俺たちで勝てるか⋯」

ガ「一応声をかけよう」

ガ「おい、ゼック大丈夫か」

ゼ「なんだ!?お前らか」

タ 小声「なんか友好的じゃね?」

ガ「おいゼックの野郎ちょっと俺たちの仲間になってくれねぇかな?」

ゼ「お前らに頼みがある」

タ「これか⋯友好的にみえたのは」

ゼ「目玉の上半分がやられちまった、今、見えてるのは下半分だ」

ゼ「そこでだ、魔城の地下3階にあるサイクロプスの目玉(予備)を取ってきてくれねぇか?」

タ「うわぁ、なんてざっくりしネーミングだ⋯」

ガ「ざっくりと言えばそんなざっくりとした場所しかわからないのか?」

ゼ「そこは大丈だサイクロプス仲間にLINEしてある」

ガ・タ「LINEて、おま」




ガ「なんとか行かねーとな」

タ「めんどくせーけどな」

そして地下4階

彼等は冒険者たちと戦っていた

冒険者C「スッ」毒針攻撃だ

しかし外れた

タイニーの冒険者Cへの攻撃

バキィ!!

タイニーの口撃が当たった

冒険者Cを倒した

冒険者たちのターン

冒険者Dの攻撃 _| ̄|    =====○頭ビーム

ガ・タ「えっ?」

がセルはかわした

ガ「なんだ今の?」

タ「⋯」

がセル達のターン

ガゼルの冒険者Dへの攻撃

ガゼルは炎を吐いた

ぼぉーっ!

冒険者Dを倒した

冒険者たちのターン

冒険者Aが切りつけてきた

バシュッ!

タイニーにヒットした。

タ「うっ!あの剣普通の剣じゃないな」

タ「魔法の剣か、なに渾身の一撃をくれてやる」

タイニーの攻撃

パシュー!

ぼうけんしゃBにヒット!

冒険者たちは逃げ出した。

ガ「あの冒険者たちも曲者だったな」

タ「あの剣なんざ強烈な一撃だったぜ

あと、あの頭ビームなんて普通じゃねぇ」

ガ・タ「うーん何ものだ⋯」

ガ「その傷じゃ先には進めまい、1回戻るか」

タ「いや、この地下4階には裏の薬屋があるらしい、人間がやってる」

ガ「信用できるのか?」

タ「モンスターの間では人気あるぞ」

ガ「じゃ、考えるまでもないな行こうゼ」

ガゼルたちは注意しながら先に進んだ。

しかし、それらしきは見当たらない

ガ「こんだけ探しても無いんだ、ガセじゃないのか?」

タ「いや、モンスターがよく来るそうだ、隠し扉みたいなもんはないか?」

ガ「もう1回注意して探してみる」

しばらく歩いてある異変に気付いた

ひとつの岩に何か書いてあるらしい

ガ「えーっと、これか、なになに?」

『薬屋ここだよーん、岩を押してね❤』

ガ「くっ!」

タイニーがやってきた。

タ「なんかあったか?」

ガ「これを見てみろ、馬鹿にしやがって!」

タ「薬屋⋯⋯⋯⋯がーっはっは、ひょうきんで良いじゃねーか、さっさとはいろうぜ!」

ガ「全く、お前はその辺寛容だよな」

タ「おまえが真面目過ぎるんだ、魔王様亡き今と楽しまないと損だぞ

ガゼルは考えた

ガ「じゃあもっと、チャラくいくか」

ガ「ヘイ、タイニーいくぜはEXIT」

タ「ちょ、おまwwww中間はねぇのか」

ガ「チャラすぎかwwまぁ行こうベイベー」

ガゼルは岩を押した、どこかでゴツンと音がした。

タ「あっちから聞こえてきたぞ」

ガ「行ってみようベイベー」

タ「いつまで続くんだw」

ガ「まぁ、そのうち消えるさw」

すると青く光る岩がある

さっきの岩と同じことが書いてある

また、押したら別の所から音がした

それを何回か繰り返したら最初の場所に出た

さっきとは別の岩が光っている。

『薬屋ここだよーん、岩を押してね』

光ってる岩を押した

すると!!

ゴゴゴゴゴォ

岩が割れて湖が出てきた。

真ん中に小屋がある。

ガ・タ「野郎」

タ「何のためにあんなグルグル回ったんだ」

ガ「遊ばれただけじゃねーか?」

ガ「とにかく入ろうぜ」

タ「おう!文句言ったらー」

店の中に入った

「いらっしゃいませー」

細い体に目がやや吊っている

何より耳が尖っている、エルフだ

「エルフの店にようこそ!」

タ「おい!エルフ!あの仕掛けはなんなんだ?」

ガ「おい、よせ」

「私の名前はソブトスアル

あら面白くないようねミノタウロスのお兄さん、別に入って来なくてもよかったのよ」

ガ「まぁまぁ2人とも仲良くして」ソ「あら、魔王に似たバハムートのお兄さんは優しいのね」

ソ「あれはあれで意味があろるの、敵か味方かわからぬい知能が低いモンスターを出入りさせる訳にはいかないでしょう」

タ「なるほどな」

ガ「とりあえず回復薬をくれないか?」

エルフ「お易い御用よ、用意するまでゆっくり見てってね」

タ「おい、iPhone売ってるぞ!高~」

ガ「こっちはピッチだ、この洞窟で使えるのか?

薬屋じゃなくて万事屋だな、こりゃ」

ソ「おまたせ、回復薬よ」

タ「おお!ありがてぇ!ってこれ凄十って書いてあるぞ?大丈夫か? 」

ソ「効果は折り紙付きよ、大丈夫」ニコッ

タ「こいつ人体実験しようとしてねぇか?」

ガ「まぁ、飲んでみれば」⟵他人事

タ「ごくっ」

ガ「どうだ?」

タ「ウォォォォォ!腹ん中が熱い」

ソ「どうでるかしらね」

ガ「えっ?」

タ「身体中熱いぜ!傷も治ったようだ(注)実際の凄十で傷はなおりません」

ソ「良かったわ♪」

ガ「なぁ、ソブトスアル」

ガ「やっぱ、人体実験に使ったろ?」

ソ「まぁまぁ、結果オーライよ、ちなみにこの手の治療に失敗したことないわ」

ガ「まぁ、良い同じ薬2本くれ」

ソ「わかったわ」

タ「早く行こうぜ、戦いたくてしょうがねー」

ガ「世話んなったな」

ソ「ありがとう!」

ガ「ところであのピッチは電波あるのかい?」

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯


キィィィバタン

ようやく万事屋を出た。



地下3階

タ「ようやく着いたな」

ガ「ああ、この階にサイクロプスの目玉を持ってるヤツが居る、探そう」

ガゼル達は探し始めた

しばらく行くと⋯モンスター遭遇!

しかも相手は魔王も手を焼くモンスターだ。

オーガ2匹だ

もちろん言語はない

戦うのみだ

ガ「行くぞ!」

タ「見せてやるぜ凄十の力」

ガ「そんなに効くの?アレ」

喋っている間に先手を取られたオーガAの攻撃!

カキン!

ガゼルノ鱗に当たった!

ほぼ、損傷はない

ガゼルの攻撃!

ガゼルはオーガAに噛みつき長い首で叩きつけた!

ドスン!

致命的となったオーガAを倒した。

オーガBの攻撃

タイニーに棍棒で殴りかかった!

ブン!

タイニーの頭を狙ったが避けられた!

肩に当たり少しのダメージ!

タイニーの攻撃!

オーガBに斧で殴りかかった!

「凄十パワー!」

ザクッ!

オーガBの体は斜めに真っ二つになった!

オーガBは息絶えた

戦いは終わった。


タ「やっぱ俺たちは強いな、なんせ魔王様の影武者と側近だからな」

ガ「⋯あのな、タイニー」

ガ「もし俺が本当の魔王だったらどうする?」

タ「⋯?」

ガ「俺が魔王なんだ⋯」

タ「え!?マジ⋯ですか?」

ガ「ああ、俺の代わりにガゼルは死んだ⋯」

タ「あいつが死んだ⋯」

ガ「そうだ、見事な影武者っぷりであった」

タ「魔王様!よくぞご無事で!」

ガ「いや、良いワシはガゼルとして生きていく」

ガ「タイニーよワシを一発殴って⋯」

バキィ!

ガゼルはダメージを受けた

ガ「は⋯早ない?」

タ「これでチャラですわ、行きましょう」

ガ「あ、敬語禁止で」

タ「行こうぜガゼル、後は目玉を探すだけだ!」

ガ「おうっ!」

ガゼル達は地下3階を探索した。

そうすると明かりが1つ

ガ「あれを目指して行こう」

巨体が見える、巨人族だ

ガ「おい、ゼックの仲間か?」

巨人「そうだLINE見たぜ、しかし俺もでかいがアンタもでかいな」

よく見るとゼックと少し違う

ヘカトンケイルだ

へ「俺の名前はガイル、サイクロプスの目玉だな、仕入れておいたぜ」

ガイ「魔王大戦も終わり身体がなまっててな、そして腹が減った」

ガイ「お前らはどんな味がするかな!?」

敵はヘカトンケイルとサイクロプスの2匹

ガイルの攻撃!

ガイルはガゼルに殴りかかってきた!

ヒット!

ガゼルはダメージを負った

ガゼルの攻撃!

ガゼル炎を吐いた!

ガイルとサイクロプスにダメージ!

サイクロプスの攻撃!

ガゼルに棍棒で叩きつけたヒット!

タイニーはガゼルに凄十を使った!

ガ「ウォォォォォ!SJ!SJ!S!SJ!SJ!ってやかましいわ!」

ガイルの攻撃!

ガゼルに殴りかかった!

しかし、ガゼルの硬いうろこに阻まれた!

ガゼルの攻撃!

ガゼルは炎を吐いた!

ガイルとサイクロプスに大ダメージ!

サイクロプスの攻撃!

タイニーに殴りかかった!

タイニーは素早くかわした!

タイニーの攻撃!

サイクロプスに斧で斬りかかった!

ヒット!

サイクロプスにトドメをさした!

ガイルの攻撃!

タイニーに殴りかかった!

ヒット!

タイニーは気絶した!

ガゼルの攻撃!

ガゼルは尻尾でなぎはらった!

ヒット!

トドメをさした!



ガイ「あんたらつえーなー」

ガイ「いやー、かなわねーや」

ガ「お前たちもなかなかだったぜ、さすがは神の子だ」

タ「まったくイレギュラーだったぜ」

ガイ「ほら、サイクロプスの目玉だ」

サイクロプスの目玉を手に入れた

タ「さて。帰るか」

ガ「そうだな、ノリツッコミの魔王様」

ガ「やめろ」

ガゼルたちは帰路に着いた

タ「モンスターもあまり居ねーな」

ガ「魔王死んだからな、居るとしたら人間の冒険者だろう」

「この城にはまだまだ財宝が眠っているからな」

「1回地上の方に出ても良いかも知れぬ」

タ「今度は地上か、楽しみだな」



地下5階

ガ「ようやく着いたな、ゼックを探そう」

タ「奴なら目が見えないからあの場所にいるんじゃねーか?」

その場所までしばらく歩いた

タ「お、いたいた」

ガ「待たせたなゼック」

サイクロプスの目玉をゼック渡した

ゼ「おお、ありがとよ」

ゼ「これで役にたてる」

ゼックは自分の潰れた目玉を手で取り出した

ガ・タ「オエー」

タ「目の前でやるな」

ゼックは新しい目玉をはめながら言った

ゼ「ここには隠れるようなところはねーんだ、仕方ないないだろ、よし完了だぜ」

ガ「仲間になって一緒に戦ってくれるか?」

ゼ「当たり前だ、義理は返すぜ」

ゼックが仲間になった!

タ「よーし、最強軍団結成だな」

ガ「次は地上か」


つづく

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