第146話 き族と平民!
カオリさんの提案で、コーディネートの方針は決まった。
後は合わせて着替えるだけだけど、俺は此処に居ていいのだろうか?
「カオリさんみんなアッチの別室で着替えてくれる、嫌なら俺が移動するけどね」
俺は提案したら恐ろしい答えが返ってくる。
「居て良いわよ」
「別に見て良いぞ、気にしないからね」
「そうよそこで見学していなさい」
「いつかは見られちゃうなら、今からどうぞ」
4人は中学生には恐ろしい言葉を発した、どうするんだ余計に腰が引けちゃうだろう。
「全くダーリンは若いから直ぐに反応するのね、なら此処で抜いとけば良いのよ!
誰をオカズにするの、私よね!」
上を脱ぎ始めるカオリさん、カオリさんは何を言っているんだよ!
服を脱ぐのを止める俺。
「何の事なのカオリちゃん」
「抜くとかオカズって何?」
「私は知っているわよ、平民の方達の子孫繁栄方法でしょう」
地底人3人は答える。
「平民って言うけど、みんな子孫の作り方は同じでしょう?」
カオリさんは3人に、疑問を投げかける?
「その話は夜に言おうと思っていたが、少しは話すかな!き族と平民では子孫の作り方が違う、我らは2000年生きるが、平民は200年から300年しか生きられないからね」
黒が言うと。
「そして生まれも我らき族は一族の木の袂に突然と現れる、皆が言うのは誰かの生まれ変わりで、ただ生前の記憶がない者と言われているんです」
白も言ってくる。
「平民は男女の行為で生まれるけど、その行為を私達き族がすると、平民に落とされて死んでから墓に埋められて、石となり戻るまでの時間がかかります」
今度は千さん。
「き族は死ぬと石となり、1族の木の根元に置かれれば、その後に生まれ変わってまた人となります、1族の木はスライムを寄せ付けないので食べられる事は有りませんが、墓で戻るとスライムに食べられますので、墓守には灰の一族や下級のき族達が、定期的に墓を巡回します」
また白が言ってくる。
「ならお前達は俺との事を、どうしようとしているんだ?それに平民の子作りの方法は、知っているし見た事があるんだろう!」
俺は下半身が落ち着いたので、3人に聞いてみた。
俺たち地上に生きている者は、100年生きていければ良い方で、地底人のき族さん達よりも早死にしてしまう、残りの人生どうするんだよ!
「お前達はどうやっても未亡人になるはずだから、俺が死んだ後はどお生きて行くんだ?」
「そんなのは、今は考えないよ!」
「そうね、今が楽しければ良いはずだから」
「私なんか後1000年しかないのよ、残った人生は900年だからどうにでも生きていけるわね、何だったら旦那様と同じ平民になっても良いと思っているわよ、平民の行為も良いと聞いているしね」
千さんが言うと、2人が頷く。
「その生き方も良いかも知れない!後1800年あるけど愛する旦那様の子供は欲しいかも!」
「そうね聞いた話では無くて、体験したいかも!ただ平民になっちゃうのね!後1800年間は」
黒と白が言ってくると千さんは意思が固いようだ。
「ならばお前達は、辞めておけ、私はカオリちゃんのやり方を教わって、100年は旦那様と生きて行き、残りの900年はのんびりと平民になって生きて暮らして行くからね」
この話って中学生に重くない、だって俺とすると2人は1800年、もう1人は900年以上も未亡人になるって、そんな事言われて責任が取れるの、絶対に無理だよ!
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