第144話 第1王女様と対面!

トントン、騒いでいた俺達は固まる、誰かが来る。


ガチャ、現れたのは知らない人。


ただ千さんと黒と白はカーテシーをしている、俺とカオリさんは慌てて頭を下げる。


「発表したらすぐに乳繰り合いか、お前達の旦那様は大した者だ、普通なら緊張で寝込んでいるだろうに!」

声はするけど、俺の視線では足元しか見えていない誰だ?


「まあ頭を上げよ、話がしずらいからな」

俺とカオリさんは頭を上げる、千さんと黒と白もカーテシーを解いて頭を上げる。


初めて見る人で歳は同じ位かな?ただ声はさっきの謁見の間で聞いている。


「さて千よ、よくこの者達の下に着いたな、お前なら他から婿の貰い手は沢山るだろうに、何故この男なんだ?」

俺を見ている目の前の綺麗な俺と同い年の女の人。


俺に誰かこの人を、紹介をしてくれないかな。


「第1王女様、男と女の恋愛に何故は有りませんよ、心が求めたのでその様な行動になっただけです」

千さんありがとう第1王女さんね、了解。


そして尚も俺をガン見して、上から下と舐め回して見てくる第1王女様。


「ふーん、第3王女といい、お主といい何処が良いのかね、まあこれから正体を表してくるから、じっくりと見てやろう」

第1王女様は舌を出して、唇を舐めた、妖艶だ。


「痛い」

カオリさんが、腕をツネって来た。


「じゃあ、夜の晩餐会でまた会おう」

第1王女様は出ていく。


俺達はみんなでソファーに腰を落とす。


「なぁ聞くけど、アイツの能力は知っているか?」

「知りません」

「知らないよ」

「私は知ってますけど今は言えません、その内に分かりますからね!ただ王妃様がアレですので、もしかして違う能力を持っているかも知れませんね」

アレって何の事?


「言っておろう、夜によく教えて上げるとな」

「そうよ晩餐会が終わったら教えてあげるからね、千様もその時でお願いします」

頷く千さん、喜んでいる。


「さて晩餐会までどう過ごす?」

「晩餐会ならドレスコードとかはあるんですか?」

俺とカオリさんの質問に、答える千様。


「まず、此処が皆様の泊まる部屋なので、ゆっくりして下さい。

それと用事がある場合は、机の上のベルを鳴らせばメイドが来ます。

用件を言えば、それなりの事をしてくれます。

ドレスコードとはなんでしょう、もしかして正装の事なら、此処は討伐の為の出先ですので、綺麗な服なら大丈夫ですが、皆様は何か洋服の変えは有りますか?」


確か、姉が何でも買ってアイテムBOXに入れたから、洋服の変えはあるはずだけれども、出してみるか!


俺はアイテムBOXから、色々と出してみる。


ただ下着等も有り、赤面してしまう、何だよパーティーグッズの下着って隠す所を隠してないだろう!


大体姉さんも考えてから買い物をしてくれよ、これを同級生に出したら絶対に引かれる、ぼっちになる未来しか見えない。それも俺の金をたかる作戦なのか!


色々と洋服を当てて、みんなで見せ合っているが、脳内桃色ピンクのカオリさんは下着をガン見している。


(今日は初夜、この辺の過激な物がいいかしら!ダーリンの趣味が分からないし聞けないよね………)


カオリさん、俺の趣味はノーマルですよ。


そしてまた扉が開く、ノックしろよ!









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