第9話軽井沢

どうせ リフォームしてもらうなら 気心の知れた 夢子さんにリフォームして欲しかった。僕は一度 夢子さんに会ってリフォームのやり方について話をしたかった。夢子さんは自分でもリフォームをやっていると言っていたが、それは自分でリフォームの仕事を引き受けているということなんだろうか。だとしたら 会社とは別にリフォームの会社を持っているということなんだろうか。僕はその辺りのことも夢子さんに会って確かめたかった。僕はもし夢子さんが自分の会社を持っているなら、一緒にリフォームをやっていきたいと思っていた。僕は家の屋根とか壁とか少しぐらいなら 治す 自信があった。今住んでる家も自分でかなり直した部分もあった。だから夢子さんと一緒に仕事としてリフォームをやれるならそれはとても嬉しいことだなと思った。夢子さんとは趣味も同じだった。僕は自転車同好会には入ったことないけれども、自転車は好きだった。友人とよくこの辺りの面白そうなところをサイクリングしていた。友人は通勤も常に自転車だった。尾張旭から瀬戸の職場まで 毎日自転車で往復していた。大した距離がなくても毎日往復していれば自然といいトレーニングになった。彼は車はあまり好きではなかった。通勤だけでなくちょっとした買い物にも常に自転車を利用していた。自転車好き としては理想的な乗り方だと思った。僕もできるなら 彼のように移動は全て自転車を利用したかった。通勤もちょっとした買い物も全ては自転車で済ませたかった。ちょっとした遊びも 娯楽も デートも自転車でできたら楽しいだろうと思っていた。そんな風に付き合うならやっぱり 夢子さんだと思った。僕の理想は軽井沢に住んで中古 の別荘を買って夢子さんとリフォームしながら住んで行くことです。

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