赤髪の女

遠ざかっていく赤髪の女。

出会った時点で感じていたが、強者の風格がある。


その背からだけでも伝わってくる、強そうだと言う本能的感覚。そしてその背はみるからに体幹がしっかりしていて綺麗だ。

じっちゃんほどじゃないにしても、姿勢がいい。


もしかしたら、学園で敵になるかもしれない相手。


(一瞥するだけでわかる強そうなやつだったり、優しさを持ち合わせない性格の捻れたやつが学園にはうじゃうじゃいるのかな)


全く、じっちゃんも変なとこに送り込んでくれたもんだ。


(ほんとに、まったく…)


けどね、そんなことを思う暇はないんですよね。


「ああもう俺のせいですみませんすみませんすみすみますみません!!!!!」

「キュウキュウキュウキュウ、キュウキュウロボが右折します」


何処か聞きなじみのある救急車の音。

それを鳴らしながらどんどん近づいて来る車輪の音と機械音声。

それはあっという間に俺の前に到着すると首を360度回転させ始めた。液晶に映る電子的な顔。

そうしてすぐ患者を見つけると、道路に面している車輪の足を体内に格納するロボット。道路側へ体を沈めたと思った次には、ゆっくりとその胴体は持ち上がる。そして徐々に見えてくる鉄の足。

十分に伸びきると、横に広かったロボットは縦にも大きくなっていた。


「え、すご」


トストスと軽やかな足運び。重量感の感じないロボットなのだけれど、高さは2mはある。


「……容体確認…。異状なし。簡易病棟に搬送します」


そんな声が聞こえると次はお腹の部分が開き、ばふんっという、毛布がはじける音とともに車輪付きの担架が飛び出してきた。サイズはこの人とぴったり。


「て、手伝いましょうか」


機械だから伝わるかわかんない、けどおれのせいだから俺も何とかしたい。そんな思いでかけた言葉、ロボットは一瞬の硬直の末。


「ではこの担架に乗せてください」

「は、はい!!」


手伝っていいみたいだ。

よし、頑張ろう。


『あ、ぁ……』


昔、滝の流れる隣、ようは本当にただの崖になっているところから足を滑らせたことがあった。

小さいころだ。

衝撃の受け止め方も全然知らない。

単純に衝撃にとても弱かった頃でもある。

加えて敷き詰められた硬い石ころまみれの上。

子供の自分にとってそこから見上げる崖は空と代わりなく高かった。

そんな所から落ちて、俺は普通に死にかけていた。

いや、死んでいてもなんらおかしくなかった


だがじっちゃんが受け止めて助けてくれていたらしい。記憶は曖昧だ。けど確かに誰かに受け止められるくらいしてもらわないと死んでいる様な状況。じっちゃんとの出会いは、俺が生きている今を紡いだかけがえの無い出来事だった。


まぁとはいえ、受け止める形で助けてもらえても衝撃がなくなる、というのはあり得なくて身体はボロボロだった。恐らく全身骨折していたと思う。


『痛いか。ならこれはどうだ』


だからもたれ方ひとつでその痛みは何千倍にも膨れ上がった。


腹を支点に担ぎ上げる持ち方は吐きそうだし、全身下に引っ張られる感覚が痛くて苦しかった。


風車の持ち方、普通じっちゃんの首に手を回す必要があったのだが、そんなの痛いし動かないから無理なわけで、そのまま地面に身体を強打した。


肩に足だけ乗せた運び方は、地面が顔に近くて、あとじっちゃんのケツが後頭部にあたってた。

なんか硬かった……。


そんな試行錯誤があった思い出。その時は薄らぼけた視界、時間が経つにつれて痛みを感じなくなり、かわりに苦しさだけが残っているのを強く覚えている。あれが死を直前にする感覚なのだと、体が覚えている。


俺のうめきがなくなった頃。じっちゃんはその危険な異変に気づき、改めて持ち方を変えて更に走る速度を上げていた。


確かそれが、相手の腕を自身の首に回して背中と膝裏を優しく、でも受け止めきる強さを持ったまま腕で抱え持つ。できるなら首で、首に回した腕を固定する。

この持ち方はあまり苦しくなかった。

そんかし走る時の振動がヤバかったが。


「ご協力感謝します。ご同行しますか」

「あ、はい! お願いします!」

「では乗ってください」


そうロボットがいうと、その背中はウイーーンと音を立てながら後ろに伸びていき、そうして現れた、周囲が吹き抜けた一つの座席。

ほんの少しのベージュ色。急いで足を上げ、腰を座席に落としシートベルトを回しつける。

座席はとても柔らかい。


「シートベルト確認。忘れ物はありませんか?」

「はい!」

「では、バブルシートを展開します」


さて次は何が来るのか。

そう思ったがなにもおきない……?

いや、よくみると周囲が虹色に反射しているときがある。なんだろう。そう思い指を伸ばそうと思ったが余計なことはやめておこうと膝の上に手を置いておく。


「発進します」


同時に鳴り響く救急のサイレン。動き出したロボットの速度は結構早い。それもあってかものの3分で目的地に着いたらしい。


「降りてください」

「はい」


時折見えていた虹色の反射はなくなっていて、一応それを確認してから下車をする。

そういえば乗車中、振動はあったけど無風だったなと、思いながら、エレベーターに乗り、ベッドに男の子を移し、看護用の椅子に着座する。


「はぁ」


見上げる先、壁掛け時計がある。時刻は8時36分。入学式が始まるのは10時からだけど、段取りとかあるから8時30分に集合。


(やっちまったなぁ)


膝に肘を立て、頬杖をする。どうしたものかと考えたところで、まずはこの人に謝るのが最優先。

ほっていくのは絶対したくない。

まぁ、それに道全然わかんなかったし。

けどこの人は学園生で、多少は知っていそうだから起きてもらったら一緒に登校すればいい。

棚から牡丹餅というやつだ。何も焦る必要はない。

むしろこれは幸運だ。


「……ぁ…。あ、君は…」


運ばれた人の容体は深刻ではない。

だから心配するほどでは無いが、ここからの時間どう時間をつぶそうか。そう考えていた矢先、かけられていた白い布団をまくりながらその人は起き上がった。


「あー、そっか……」


男の子は少し表情を暗くした。


「ご、ごめんね。僕なんかのためについてきてくれて、ありがとう」

「え、な、なんで謝るんですか! 俺の方が悪いですって! いやほんとすみません!!」

「いやいや、僕が悪いんだ。人を助けようとして慌てて気絶して、それに逆に助けられて、面目なさすぎるよ。あ、君呼吸は……大丈夫そうだね」

「は、はい! それはもう、泡吹く人初めて見て、なんか、はい! 助かりました!」

「あー、はは。あれだね、自分よりも慌ててる人を見てると落ち着いちゃう現象ね。あるある」


優しく笑う男の子。

そういやこの人敬語じゃないのに嫌な気がしないな。なんでだろう。


「そうだ、君新入生だったね」

「え、なんでわかるんですか!」

「ん? いやぁ8時30分あたりで集合かかってるの新入生と僕みたいな生徒会委員だけだからね。あと道を知らなそうだった」

「いや道に関しては…ほんとなんというか、お恥ずかしい」

「……ホログラマー、なくしたの?」


ホログラマー、そんな不思議そうな問いにデジャブを感じた。


「ホログラマー、ってのが、よく…わからないです」

「おーそんな人がこの時代にいるもんなんだ」


どこか物珍しいものを見る目、少し好奇心にあふれている。


「俺……ずっと森の奥で暮らしてたもので」

「え! 森の奥!? 野生児ってこと!!?」

「野生児……?」

「あ、ごめ、失礼だったね。…森で暮らすってなにか、うん。どちらかといえば訳アリか」

「…訳アリ?」

「いや! えっと、んーごめん。僕、時々こう、なんというかあるんだ、気が利かない言葉で話しちゃうみたいなの。免罪符にしたいわけじゃないんだけど、えっと自分でも何とかしたいんだけど、うんええとそのーー」

「ーーそんな深く考えなくていいですよ」


俺は、そうたじろぐ男の子に言った。


「ほかの人はわからないですけど、気にならないです。どっちかというと、あなたはあれです」

「あれ?」

「まっすぐ。……思ったことをちゃんと話してくれそうで、いい人って感じがします」


そういうと、男の子は俺から焦点をずらし、重ねていた親指を見つめた。

少しの笑顔、安堵感。


「君と似たことを言ってくれた人がいるんだ。その人とてもいい人なんだよね」

「そう、なんですか」

「うん。まぁそれで、だから、わかるんだ。よく視えるよ。君もとてもいい人ってことが」

「は、はぁ」

「あ、名前伝えるの忘れてた。総合戦闘課2年驕田宗司。よろしく」


オレンジ色の明るい髪色、短すぎない髪型を揺らし、優しい笑みを浮かべて驕田くんは手を伸ばした。

それに俺は応えるように手を伸ばし、掌を握る。


「よろしくお願いします! 俺は華園昇也です!」

「華園くんか。よろしくね」

「はい!」

「まぁ…こ、こんな先輩だけどね、頼ってね。力になるから」

「はい!」

「ぁー…うん、多分ね。ぁ……いや、力になれる…! はず……なれるように努め…んー。み、みんながなんとかしてくれるかも? だから頼ってみてもよかったりよくなかったり、いや頼ってほしくないわけじゃなくてーー」

「ーー驕田くんて喋る文字数多いですよね」

「ハウア!!」

「あ、なんかごめんなさい」

「い、いやダイジビ…」


どこか心に傷を負ったげっそりとした表情の驕田くん。今日初めて会った人だけど、とても話しやすいしいい人って感じする。

それに対して赤髪の高飛車女、あいつはなんなんだ。思い返すと強烈な嫌悪感が胸を叩いてくる。


「さぁ、僕はもう大丈夫。学園に行こうか」

「え、もういいんですか」

「うん」


足を外に出し、脱がされた靴に足を通す。綺麗な靴だ。俺のは使い方が乱暴だったのもあるんだろうけどボロボロで、ついぞ靴底がなくなったんだよなぁ。それにたいしてこの綺麗さ。新品って感じじゃないのは確かだ。


「驕田くんて綺麗好きなんですか?」

「え、なんで?」

「靴が、綺麗だから」


そんな僕の言葉に、またもや興味深そうな目を向けてくる。


「鋭いね……。まぁそうだね、綺麗好きだよ。とはいってもただのお気に入りってのもあるんだけどね」

「そうなんですね」


立ち上がり、エレベーターを降りていく。

出会いはじめ、会話は広げやすい。のは確かなんだろうけど、お互い目立った話題を上げられず静かな空間が重くのしかかる。

気持ちのいい沈黙ではない。


「あ、めっちゃいいにおいする」

「…あー……。もうそんな時間か」


驕田くんはそういいながら腕に巻いてるものに目をやった。けれどはたから見たら、何も映らない液晶に目を向けて次は虚空を見つめている変な人。


「驕田くん」

「んー?」

「ホログラマーって、なんですか」

「あー…そっか。ホログラマーがわからないって言ってたね。えっとね、ホログラマーってのはね……」


案外聞いてみるもんだなと、さっきまでと違って端的に説明してくれる驕田くんの話を聞いて思った。


ホログラマーとは、小さな画面に目線を合わせなくてもいいスマホと言った。

スマホに関してはちょっとわかるから伝わったというと、またもや不思議そうに探求心強まった顔で俺を見る。


「華園くんの知らないのラインを知りたくなったよ」

「知らないを知りたい……」

「今度お茶でもしよう、奢るよ。…あ、お茶ってのは世俗用語というか、あれなんだ。まぁおいしいものでも食べようってこと」

「なるほど、わかりました!」


深くうなずく俺をみてどこか安心した顔をする驕田くん。


「あ、そうだ。せっかくだし良い匂いのするところいってみようか、今日のお礼に奢るよ」

「やった! これがお茶をするってやつですね!」

「そうだね」

「でも学園に行かないと…」

「んー、いやもう遅刻なのは変わらないからさ、何だったら遅刻しきっちゃえばいいと思うんだ」

「おおお!!! 流石です驕田くん!」

「いやぁ、それほどでもぉ」


駅から数分徒歩で行く先。

学園自体は、学園前と名を売ってる駅から10分先にあるという。いや学園前じゃ無いかと言う意見に関しては俺を含め、入学生だったり、オープンスクールでくる人の殆どが突っ込んでしまうらしい。

どうやらこの問題は開発工事でのミスが原因だと言う。困ったものだ。


まぁでも、そんなミスがあったからこの信号機を渡った先のお店に来れたわけなんだけど。


とても幸運だな。


「しかし、思いのほか行列が」

「遠目で見るよりも多く感じるね、近いと」

「ですね」

「…ぁで、ホログラマーの話の続きだけど、ここにいる人が耳につけてるやつもホログラマーなんだよ」

「その、腕時計みたいなのだけがホログラマーじゃ無いんですね…。いやまぁイヤホンにしてはごついなぁとは思いましたけどなるほど……いろんなのがあるんですね」

「そうなんだよ。でも明確な違いがあって、用途とか好みで変わるんだ」


【ホログラマー1型】

初期のホログラマーの次世代機種。

大きめのサイコロのようなもので、起動させるとそのサイコロからホログラム液晶が出現。

持ち運びやすく、ものによっては体育館一面くらいの大きさまで拡大できる。

周囲の人間に一次情報として発信できるほか、表や裏がないから見る角度も自由。主に教員や無差別広告、フェス等の会場の看板代わりに用いられる。


【ホログラマー2型】

さっきのイヤホンみたいな耳につける型だね。

あれは専用の眼鏡やコンタクトと連携させるデバイス。指で空気をなぞると低遅延で反応する。

機能も1型よりも多くて、個人使用向き。

スマホに近いかな。一般人がよく使うね。

というかチップが嫌な人はこれって感じ。


「チップ?」


【ホログラマーαアルファ型】

特殊なチップを埋めた人が使えるデバイス。

起動の合図はこの腕時計の液晶に目を向けること。または指で指定回数触る事。設定で好みのものに変えられる。

僕は見るだけで良いようにしてる。

虹彩認証でロック解除するみたいな感じかな。


あとはさっき話した通りで、どこを向いていても目に画面が映る。脳信号をもとに操作してるから完全無遅延。二段階認証……パソコンで言うダブルクリックで操作が進むから誤作動はほぼない。

なれたら連絡、ゲーム、創作にも使いやすいってわかるし、生活的な部分なら起きたときに起動して画面を閉じていなければうつ伏せだろうと目をつぶっていようと画面を確認できる。

ほぼ寝ながら時間や日付、連絡のチェックができるってこと。

ほかにも料理中にレシピの確認をスムーズに、とか。


利便性の高さで言えば全部をしのぐけど、やっぱり最近出てきたものだし怖いっていう人が多いね。


「怖い?」

「チップが爆発したらどうするんだーとか、操作が簡単だからこそ誤動作しやすそうとか、電磁的な干渉を受けて誰かに操作されたらどうするんだとか。もうそんなのスマホの時代と危険性は変わんないわけで、なんだったら何よりも安全なんだよね」

「…スマホって危険なんですか!?」

「あー、まぁ、さっきの危惧している例を参照したらって話ね。スマホだって電子機器、電池だって爆発する可能性も考えられる訳ではさ、それや腰ポケットや、胸に入れてて危険じゃ無いわけないじゃん? それに、情報は手持ちの書類よりも簡単に確認できるし詰まってる」

「…なるほど」

「現環境の2型だって心臓や足よりも危ない、脳に近いところにデバイスを着けてるんだし、イマイチ理屈ってのが理解しにくいんだよね。もし最悪の事態に遭遇したら不運だって思うしかないよ」

「そうなんですね…」

「……まぁ、普及しにくい原因は他にもあるんだけどけ。チップは定期メンテナンスしなくちゃいけないとか、その費用が高い事とかね」

「まぁ、手が出ないと使用はできないですからね」

「だからそこは理解できちゃう。…あ、でもね、今年の夏くらいかな、ホログラマーを大幅に割り引くキャンペーンと購入者全員に1年間のメンテナンス料金0円キャンペーンがくるらしいんだ。華園くんもよかったら学内か学外どっちかでアルバイトして買ってみなよ。どのみちホログラマーは買うことになるから、買うならα型がおすすめだよ」

「検討してみます! あ! 驕田くん! 入れますよ!!」


ーーーーー


「それで、悠々とお茶会に勤しんで…? 案外話してたら盛り上がってー? 満喫してから来たから大幅遅刻したと……?」

「「はい」」

「なんなんだ貴様らは」

「「はい、すみません」」


はぁああああと深いため息を吐き、大きくごつい手を顔に当てる先生。相川先生と、驕田くんは呼んでいた。


「もう先生あきれちゃって言葉が横柄になっちゃったよ、自分でもびっくりだよ」

「「すみません」」

「新入生の君も大概なんだよ。8時30分集合で9時40分に来るなんて。…でもね、驕田。俺はお前に一番失望してるんだ」

「はい…」

「二年とはいえ新入生の先輩だ。シャキッとせんでどうするー」

「すみません……」


あ、驕田くんの顔すっごい落ち込んでる。

冷静に考えて、遅刻したら遅刻しきっちゃえとかなに馬鹿なこと考えてるんだ僕はみたいな顔してる。

ここは、お礼のお礼に助け舟を出すべきだな!


「あ、あの!」

「…なんだ」

「驕田くんは悪くないんです。俺が、まず道に迷ったのが悪いわけで、お店には俺自身が行ってみた過ぎて押し負けたわけで、だから……いやごめんなさい驕田くんも悪いです」

「ええぇ」

「でも、俺も悪いです。冷静さを欠きました。驕田くんとのお茶会、全く後悔はしていませんが反省してます。怒るなら一緒に」

「華園くんんんん……」

「泣くな驕田みっともない。後輩に、それも新入生に、それもほぼ初対面の子にフォロ-されているという事実を重く受け止めろ。ったく。生徒会員とはいえ何かと意識に欠けてるなお前は」

「すみません」

「……まぁ、反省してるならいい。華園に免じて罰則はなしだ。ただ、お前がいない分しわ寄せをくらってる生徒会員がいるのも確かだ。みんなに謝って急いで作業に取り掛かれ」

「はい!」


相川先生の言葉に驕田くんは頭を下げて、走りながら出て行くーーところを「走るな驕田」と一喝してから見送った。


(えっとじゃあ、俺も驕田くんの背を追いかける感じでお暇でいいのかな)


2人だけの空間、ちょっと気まずい


「華園」

「あ、はい!」

「君には入学式の段取りの説明がある。だから残ってくれ」

「わかり、ました」

「けど先生もしないといけないことがあるから、サクッと話す。ちゃんと覚えてくれ」


そういわれて、一瞬能力を使いそうになったがじっちゃんの言いつけが頭によぎる。相当なことがない限り、能力で記憶をしないこと。

少なくともこれは急ぎで覚える必要はあるが、欠かせない事とも言い切れない。


(だから、集中して耳を傾けるんだ)

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