第5話

「ーゼェ、ゼェ。」

(つっっっかれたー)

あの時はなんとか間に合って準備してるね。

「もーこういう時は他の人格達に任せたい…」

あの時ブツブツ言ってたから周りからやばい目で見られたのかも…。

「おはよー!」

「あ!おはよー。みいか、友香里!」

この子達は一話に言った同じ人格持ち友達。みいかと友香里(ゆかり)。まあ、2人はとっても可愛いくて憧れがちょっとあるんだけど、見た目にそぐわずかなり病んでる。

「今日リスカしたー?」

「友香里…またしたね?」

「うん!みいかは?」

「昨日はまじでストレス溜まってなくて珍しくしてないよー。柊は?」

「もちのろん!」

「「だよねー」」

まあ、やや危ない発言があるけど、2人ともとっても良い子なんだ!

「ってか今日も担任遅くね?」

「わかるわ〜友香里知らない?」

「知らなーい。私担任はあんま好きじゃないし」

「まあ、私は普通かなー。柊は知らない?」

「いや知ってるわけないでしょw私がこの中で1番といっても良いほどあの先生嫌いだし」

「そりゃそうか」

めっちゃ納得されてなんか複雑だったねー。

ーガラガラガラ

「噂をすりゃ」

みんな騒いでいた空気が一気に無くなって静かになる。まあ、この先生はかなり嫌われているからね。黙るのも無理はない。

「あーあ。今日から地獄の授業が始まるわ。ほんっと最悪」

「まあ、頑張ろや」

「ん」

短く返事をして私達は席につき、朝のホームルームまで皆本を読んだ。

次は…休み時間と帰りを振り返ろう。みんな、ばいばーい。

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