続 ドリームチーム 前編 遠之 えみ作
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第1話 6人の弟子
テイラミス亡き後を継いだのは甥のタルトである。
タルトは一年の大半を旅している。楽団を率いて世界中を演奏して回るからだが、
それも今回が最後となる、と、云うのもフラワー村に楽団員待望のオペラハウスが
完成間近だからである。
いま、楽団にはうた姫が二人いる。タンゴとサクラである。 楽団の人気は凄まじいものだ。行く先々で熱狂の嵐を呼びおこす。 当然ミュージシャンやダンサーを志す者が増えていき 今では街の彼方此方でストリートミュージシャンやダンスパフォーマーが見られるようになっていた。
タルトは楽団員や盟友である西のサバンナの統治者「四天王」と相談しながら ざっと四分割されているデリヌス星の各地区にオペラハウスを建設する事になった。 その一番手がフラワー村である。 少し前までのデリヌス星には およそ近代的と呼べるものは皆無だったが今は違う。
「デリヌス星の頭脳」と呼ばれるパンジーの大仕事が奇跡を起こした。
パンジーは四天王の一人で科学者でもあるマーキュリーの館に保存されていた
「マザーランド・地球」の文献をすべて、一行一字たりとも見逃さず頭脳に叩き込んでいった。その数10万冊。文献の中は知識の大海である。パンジーは寝食を忘れ
回遊魚の様にページを泳ぎ回り僅か5年で読破、理解してしまったが誰も驚かない程 その異能は際立っていた。パンジーが先ず手を付けたのが、設計図を基に労働用ロボットを創り上げる事だった。人類が数百年かけて創り出した科学の粋を、パンジーは設計図通りあっという間に具象化しデリヌス星全体を近代的に様変わりさせた。
デリヌス星にワープされたあらゆる「種」は今では自由に人間の姿に変身できる。
16年前に終結したドラゴンとの死闘の後 ペガサスが戦士への褒賞として与えた権利である。しかし、ペガサスはフブキの願い通り キャリアとノンキャリアの魔法は解いてくれたが、寿命だけは特別な使命を負う者とそうでない者との区別ははっきり残した。 そしてもうひとつ、大きく様変わりした事と云えば各地区に防衛軍の基地が設置された事である。
近いうちに地球から侵略者がやって来る、と云うペガサスの予言があったからだが
誰一人疑う者はいなかったため、デリヌス星の住民は一致団結 総力を挙げての基地造り武器造りに邁進していった。と、云っても殆どの製造工程を担っていたのは
パンジーがいち早く生産した労働用ロボットだったが。
デリヌス星には保護シールがかかっていて簡単に侵入できない様になっているが
ある場所だけは自由に通り抜ける事ができる。
ある場所 ――――それは選ばれた魔女だけが知りえる――――今では呪いを解かれたハレルヤただ一人だが、極めて疑わしいのがマスターの消滅後もまんまと生き残ったスネークである。抜け目のないスネークの事だ。おそらく抜け道の事も子孫に伝えているはずである。スネーク自身は現在天の牢獄に囚われて成す術もないだろうがスネークの残した「種 たね」はその血と頭脳と野望を脈々と受け継いでいると見るのが妥当だろうとハレルヤは確信している。
ハレルヤはこの16年の間に6人の魔女を生み出したが、如何せんハレルヤ自身に指導者がおらず、当然マスターの魔術には遠く及ばずポンコツばかりである。万が一侵略された時、役に立つかどうかは出たとこ勝負と云うキワドイところが悩みの種である。
デリヌス星の防衛隊長を務めるのはスネークドラゴンとの死闘を勝利に導いたフブキである。北の国はハレルヤと6人の弟子が目を光らせている。西のサバンナはツクシと四天王が、東の地域はスフレ、南の地域に属するフラワー村はここに本部を置いてフブキとサクラが指揮を取っている。月に一度各地区の指揮官が集まって近代武器の扱い方やロボットの操作法をパンジー立会いのもとシミュレーション、確認、訓練している。
ハレルヤは、唯一の抜け道を絶対的な信頼をおいている極一部の者には明かしている。スフレ、四天王、フブキ、ツクシ、サクラである。正直サクラは迷った。サクラは今や戦士と云うより「うた姫」だ。時間があれば訓練に参加するが限定的だ。
もし実際にアクションが起きた場合、マイクを銃に変えて戦う覚悟はあると思うが力の差は否めない。そして悩ましいのがパンジーである。
パンジーはわずか16年でデリヌス星を奇跡的に変貌させた。人間の知恵が詰まった教書・設計書が揃っていたとは云え、瞠目すべきはそのスピードである。
あらゆる蔵書を読み込んだパンジーは先ず労働用ロボットの増産にかかった。
最初こそ、労働用ロボット1号の製作はパンジー指揮のもと造形に情熱を持ったアニマル人たちの手によって造られたが 2号の時は大半を1号が組み立て、4号は1号と2号が二手に別れて作成。この要領で10号目あたりからは倍々生産になり380、000㎡のラボはあっという間にロボットで埋め尽くされた。ロボットを効率的に操作しているのがパンジーの分身と呼ばれる「AI]である。ロボットを生産 操作するのは単純AIだが、ハレルヤが危惧しているのは極めて学習能力が高い、これこそがパンジーの分身と言ってもいいBrainAIの存在である。ハレルヤはパンジーの能力を認めつつも 所詮ロジック通りにしか動けないAIもパンジーも「感情がない、或いは薄い」点では同じだと云う疑念があり、生命を託せる相手なのかどうかの判断がつかぬまま 抜け道のありかを言う訳にはいかなかった。
一方で、しかし、と、ハレルヤは思う。抜け道がどうあれパンジーの事だ。遅かれ早かれ宇宙を飛び回る乗り物を造ってしまうだろう。しかし、宇宙を飛び回ると云う事は敵に見つかりやすいと云う事にもなる。
そういう事も踏まえ一日も早く、その時に備えて弟子を増やしていかなければならないのだ。
「ハレルヤ、浮かない顔だね」 その声に振り向くとスフレが梟の姿のままステージ上の文献の上に止まっていた。ドラゴンとの戦いで大きな役割を果たしたスフレは
ハレルヤ同様 寿命の褒賞が与えられ、新たに250年の時間を勝ち取った。
スフレは東国の防衛支部長に治まり相変わらず身を粉にして働いている。
「あぁ…スフレ、いらっしゃい、丁度お茶にしようと思ってたの。ご一緒にいかが?」 スフレはゆっくり人間の姿に変身して「ありがとう」と言った。
「実はね、弟子の教育がうまくいかなくて…」 パンジーの事には触れずハレルヤはハーブの香りが立つお茶を口にしながら言った。 ハレルヤには今6人の弟子がいる。
一番目の弟子は名をスラッシュと云う。この女の子は洞窟の妖精ソフールの羽根から創造した。スラッシュはソフールの化身でもあるから その姿は優雅で性格は大人しい。しかし、あまりに大人し過ぎた為、物足りなさを感じたハレルヤが二番目に選んだのは洞窟の湖に注ぎ込む清流の淵で主(ぬし)と化していた山椒魚の細胞を頂き創造したショット。だが、ショットは確かにおとなしくはないが かなりのモノグサ男子であった。ハレルヤが何も言わなければ食事以外ほぼ一日中ゴロゴロしている。
やっとこさステージまで引っ張って古文書と照らし合わせながら様々な魔術を叩き込むのだがほとんど居眠りしている。大人しいスラッシュさえも眉をひそめる有様だ。
すっかり懲りたハレルヤは三人目のドット、四人目のマーク、五人目のシータはマスターに倣い雨粒から創造した。しかし、この三人は従順なのは良しとして、何事もソツなくこなすから一見問題なさそうだったが機転がきかない。イレギュラー対応に弱い。まるでロボットの様だ。全員男子。
そこで六人目のコンパスは希望を込めて洞窟の岩盤に根付いていた光苔から創造したが…
「そもそも…創造に流用できるのが洞窟内に生存するものか天から落ちてくるものって限定的だから…」言いながらハレルヤは心のどこかで自分を恥じていた。
「そこで教育、育成の出番だ。私の見る限り6人とも少しずつだが成長してるじゃないか」 と、スフレに言われるまでもなく辛抱強く育成していかなければならない事は百も承知だ。ハレルヤが恥と感じるのは未熟な自分自身に対してだ。生みの親がポンコツなのだから…ポンコツから優秀な子が生まれるのは極稀に過ぎないのだから。
スフレは、そろそろ戻るよと言って立ち上がった。
「今日も格別に美味しいお茶をありがとう、又 時間を作ってお邪魔するよ。テイラミスの跡を継いだタルトのパートナーがこの頃すっかり腕を上げてテイラミスの味に近いクッキーが焼ける様になった」 スフレは洞窟のゲートで梟の姿に変身すると
「気を落としちゃいけないよ」と言い残し飛び去った。
そんな悩めるハレルヤの元に珍しい客が訪れた。
防衛隊長のフブキである。おそらくスフレの差し金だろう事は明らかだ。
ハレルヤは悪ガキだった頃のフブキも 命をかけてドラゴンと戦いデリヌス星を守った事も知っているので自分の子供の様な親しみを感じていた。そして、絶対的な信頼もある。 6人の弟子たちもフブキが大好きだ。デリヌス星に電気、通信網が行き渡り、ほぼ各家庭に設置されたと思われるテレビジョン放送では各地区の訓練の様子などを放映するから子供たちの憧れの対象に一役買っているのだ。そう、まるで戦隊ヒーローのような…
「少し気になることがあってさ」 ひと通り6人の弟子たちとの談笑が終わった頃合いを見てフブキがハレルヤに言った。途端にショットが「はい!はい!はい!はい!」と手を挙げた。 フブキは、「これからフブキと大事な話があるから…」と云うハレルヤを制して 「質問はひとつだけだよ、今日はあまり時間がないんだ、オッケー!」
フブキに促されてショットが訊いたのは、フブキは以前「吹雪」だったのに今はフブキなのは如何なる理由から?と云うハレルヤが真っ赤になる様な幼稚な質問だった。
ところが、フブキの答えはショット以外平静を装っている5人とハレルヤをズッコケさせるものだった。
「サインが苦手なんだ」フブキ曰く――吹雪と云う字は字数が多くて書きづらい――
日増しにエスカレートしていくサイン攻めに考えたのがささっと書けるフブキ。
「ま、そういう事!」 6人の弟子は大笑いだが、ハレルヤは「威厳が……」と呟くなり頭を抱え込んでしまった。
ようよう弟子たちを部屋から出した後、フブキは本題に入った。
「昨夜、抜け道に落ちていた物だ」 フブキがリストバンドから取り出したのは親指の爪くらいの小さな金属片だった。ハレルヤは恐る恐る手を伸ばし金属片をつまむと 浮かない顔で「パンジーには?」と訊いた。 「まだ誰にも…何だと思う?」 しげしげと金属片を眺めていたハレルヤだが 弱々しく首を横にふるとフブキの手に戻して言った。
これがナニかは解らないがナニかが起こる前兆かもしれない事を。
「仮の話をするよ」フブキが言った。「あくまでも仮の話として聞いてくれ」
「予言通り抜け道を探し当てたんだろう。スネークはこうなる事を見越して子孫に抜け道を伝えたんだ」 フブキは続けた。侵略を待って徹底的に阻止するか、先手必勝でこちらからアクションを起こすか…いずれにしてもパンジーとBrainAIの知能は必要不可欠だ。宇宙船の完成を急いでもらってデリヌス星の外側で防衛を図るのも作戦上ありえる。ポッド(宇宙船)に乗り込むのは操縦に特化したAIだからアニマル人の血を流す事はない。恐らく、侵略側も一次作戦は100%AIと考えていいと思う。生身の人間が乗り込んで来るのは二次、三次だろう。しかも、より高度な武器を携えて奴らは来る。
ハレルヤが微かに頷く。
部屋が重い空気に包まれた。ハレルヤはふと、パンジーに抱いている疑念をフブキに話してみようかと思い立った。一致団結で臨まなければならない戦いの前に気持ちの整理をつけておきたいと考えたのである。
ところが、ハレルヤが気持ちを固めて一歩フブキににじり寄ったその時ドドドドドド…と6人の弟子がなだれ込んできた。
どうやら示し合わせて立ち聞きしていたらしい。たちまち、アンタのせいでドアが開いた、お前が押すからだ、と、なすり合いが始まる。ハレルヤにとって こんな事は日常茶飯事だから両手を腰にあてて鎮まるのを待つ態だが、フブキはハレルヤがポンコツと云う6人の弟子を改めて観察した。普段モノグサのショットが青筋を立てて
コンパスと言い争っている。この二人を囲んで他の四人は上目遣いにハレルヤの顔を盗み見たり フブキに―――取りなしてくれ―――的な視線を送ってくる。
大人しいスラッシュは泣きそうだ。
「分かった分かった、もう分かったから」 ハレルヤが言い争っている二人の間に入る事でショットもコンパスも矛を収める。これもいつものパターンなのである。
この二人は仲が悪い訳ではない。ただ、ショットが先輩風を吹かして末子のコンパスにちょっかいを出すとこうなる。魔法術の技能はコンパスの方が優れていて、あっという間にショットを追い越した。そればかりか6人の中では一番出来が良いくらいだ。
では何故ポンコツと云うのか…… コンパスはかなりの自惚れやで気取り屋だ。
暇さえあれば鏡を覗いてはニタついている様な典型的なナルシストだ。ショット以外の4人はコンパスのナルシストぶりを知っていたから地雷を踏まぬようにやり過ごしていたが、気付こうともしないショットは先輩風を吹かしまくって最後は言い争いになる。
まるで子供の喧嘩だ、とフブキは思った。魔女とは云え、実のところ14、5歳の子供なのだ。 侵略者と互角に戦うなど到底無理だと思うが、希望がない訳ではない。ハレルヤの教育に期待する、と云う事だ。
「抜け道?そんなものがあったの?」 フルーツサンドを頬張りながらパンジーはフブキの顔をジロリと見た。 「つまり、今ここに居る皆は知っていて私だけ知らなかった、そういう事?」 スフレが何か言おうとしたのをハレルヤが止めた。
「……私の…あくまでも私の一存で……遅かれ早かれポッド(宇宙船)が完成したら話そうと思って…」 「待って‼抜け道と云うからには出入口じゃない!」パンジーが話の腰を折ってまくし立てた。 「抜け道があれば時間とエネルギーの節約になるし何といってもポッドで空間に出るのが容易になる!」 「そこが問題なんだ」
成り行きを静観していたツクシが口を開いた。
「どこで見張られているか知れない危険と隣り合わせなんだ」
「はあ⁉」 不満100%顔のパンジーに今度はマーキュリーが一歩進み出た。
「パンジー、こう云う事よ。落ち着いて最後まで、キチンと最後まで聞いて頂戴」
残りのフルーツサンド一切れを飲み込んだパンジーは 「私はいつだってクールよ!」と言った。
フブキは相変わらずのパンジーに吹きそうになったが顔を真っ赤にして必死に堪えた。隣でジュピターもプルプル震えているからご同輩なのだろう。
ハレルヤはパンジーに対する疑念を払拭できぬまま 金属の破片を目にした事で
燻る疑念を押し殺して、フブキと共に、先ずスフレに相談した。パンジーに何の疑念も持たないスフレはすぐに抜け道を知っている者を召集した。そして集まったのが今夜だったのである。
「ドラゴンとの決戦の時、あなたが呪文を唱えた井戸 覚えているでしょう?」
パンジーの顔にははっきり、得心がいかないと書かれている。マーキュリーが言っているのはフブキが幼い頃やらかした罰で井戸攫いをさせられたアノ小さな井戸。そして、ペガサスを呼び寄せる呪文を必死に唱えた井戸の事である。大人が3人も入ったら満杯のあんな小さな井戸が抜け道?眉間に皺を寄せて考え込むパンジーに
マーキュリーは話し続けた。
「あの井戸がそうなの、井戸の底、ずっと底を進むと宇宙に出るって、、、」
「続きは私から…」話すは、とハレルヤが引き継いだ。
抜け道はアウトクラウトが地球の滅亡を予期して一部の種をデリヌス星にワープさせた時、偶然見つけたのだと云う。見つけたと云うより自然に吸い込まれたと。
それからは抜け道を使う事によって より速くワープできる様になった。
ワープが達成した後、抜け道を塞ごうとすればできたのに、しなかった。
おそらくアウトクラウトはこの星からポッドが飛び出す事も予期していた。パンジーを送り込んだのが何よりの証拠だ。
暫し静まり返った部屋に 「抜け道の問題とは?」 パンジーの甲高い声が広いラボに響いた。 「これは俺から話そう」とフブキが言った。
「パンジーの天才的な能力は」 俺を含めデリヌス星の誰もが認めている。
この星は劇的な進化を遂げた。すべてパンジーのお陰といってもいいくらいだ。
山を越えるのも遠征も便利な乗り物が大活躍で皆喜んでいる。しかし、ここがポイントでもある。その便利なモノは全てマザーランドに依る設計書やグラフィックがあったればこそだ。しかも、そのグラフィックは300年以上も前のものだ。
地球人の科学の進化が300年前に止まったとは思えない。今はどれ程の進化を遂げているのか想像もつかないじゃないか。種としての個体数は平和なデリヌス星の方が圧倒していると思うが、サイエンステクノロジーに於いては大人と幼児くらいの差があると考えた方がいい。「現に…」と言ってから、フブキは抜け道近辺で拾った金属片をパンジーの手に渡した。 ざわざわし出した空気の中でパンジーは 「すこし時間をちょうだい」と言って分析室へ入って行った。
パンジーはこのサイエンスラボで寝起きしている。ラボで作業するのは大半がBrainAIに依って操作される単純AIだが、不測の事態に備えアニマル人も数人常駐している。あらゆる設計はこの場所でパンジーとBrainAIに依って生み出されるが組み立て工場は東国、西国、南国の三箇所に分散している。
東国は主に鉄道、自動車の生産を担っている。四天王が統治する西国が武器の製造、
ポッドの製造などは、より高度な技術を要する為パンジーの監視下に置かれた。
南国の一部であるフラワー村は3分の1が基地になったが、基地は北国にまたがる形で拡張されたので住民のクレームは皆無だった。そもそも侵略者からデリヌス星を護る為の作戦策だからと云う大義名分が功を奏している。
30分後パンジーが戻って来た。
皆の予想通り浮かない顔である。 パンジーは「金属じゃない!」と開口一番言ってから 「金属じゃないけど、それに匹敵する強度な物質だった。解明するにはもっと時間がかかる」と、明らかに落胆している。
やはりそうか、と、フブキは思った。現在のデリヌス星の技術は300年前の地球の技術なのである。金属片と思った物が未知の物質だったと云う事が如実に証明してい
る。
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