僕は知らない!~僕の飼い主は僕の反応を見て家を探す~
カエル
僕は嫌だ!
僕はコリー。今日はいつも遊んだり、ご飯をくれるゆうとに連れられてよく知らないところにやってきた。
ここは今まで嗅いだことのないにおいがしていて不思議な感じがする。僕が一生懸命ににおいを嗅いでいるとゆうとが僕に向けて
「ここはどうだ?」
と言った。
どういう意味かは分からないけど、声をかけられたので僕はゆうとの顔を見た。そうすれば時々おやつをくれるの。
「気に入ったのか!それはよかった。」
ゆうとはいい顔で何かを言った。だけど、おやつはくれなかった。
「あれ、違うのか?」
僕がしょんぼりしているとゆうとは僕を怒る時の顔をした。
あれ?もしかして何か違ったのかな?だけど、さっきは僕と遊んでくれたり、ご飯をくれる時の顔をしてたよね。なんで?僕は何もしていないよ!
「よし、それじゃあ次にいこうか!」
ゆうとはまた何か言うと僕のことを抱っこしてよく知らない場所から出た。
そして、また気持ち悪くなるものにゆうたに抱えられながら乗った。
「それじゃあ、次お願いします。」
「はい。わかりました。」
しばらくゆうとの膝の上で口から何かが出てきそうなのを耐えているとまた、知らない場所についた。
「よし、それじゃあ行こうか。」
ゆうとはお散歩に行くときに言う言葉を言った。
僕はお散歩に行けるんだ!と思ってウキウキしていたのにまた変なにおいがする場所に入った。
僕はにおいを嗅ぎながらくるりとその場所を探索した。
「コリー、どうだ?気に入ったか?」
ゆうとはまた僕のことを呼んだ。この声はおやつをくれる時の声だ!そう思って僕は全速力でゆうとのもとに向かったのにゆうとは何もくれなかった。
「あれ?ここもダメか!仕方がない。
すいません。次お願いします。」
ゆうとは僕を見て何かを言うと気持ちが悪くなるものに乗っていたゆうとに似ているけどご飯をくれない奴に何かを言った。
「はい。わかりました。」
すると、それは何かを言った。そして、僕たちは再び気分が悪くなるものに乗って移動した。
「到着しました。」
再び何か言った声が聞こえてきた。だけど、僕はもうそれどころじゃない。なんかおかあさんって呼ばれている人にずっと抱っこされているような感覚だ。あれ、とても怖いんだよね。いつ落ちるか分からないしね。
僕がくらくらなのにゆうとは全く気が付かずにまた知らないにおいがする場所へと僕を連れて入っていった。もう僕にはにおいを確認する元気もないよ!
ゆうとに頑張って訴えたのに全く気が付いてくれない。いつもならおやつが欲しいとかお散歩に行きたいとか僕がしたいことはすぐに伝わるのにひどいよ!
僕は気持ちが悪くてゆうとの近くに伏せた。そしたらゆうとは僕のことを撫でて
「気に入ったのか?」
と言った。何を言っているのか分からなかったけれど
「くぅん~。」
って返事をしたらゆうとは元気になって
「ここにします!」
て言った。なんて言ったのかはよく分からないけど、おやつをくれるわけではないみたい。
僕は疲れたから寝ることにした。
あれから何度か寝たり、起きたり、遊んだり、ご飯を食べたりした。そして、また気持ちが悪くなるものに乗せられて僕は動く元気すらなくなったあの場所に連れてこられた。僕が困っているとゆうとは僕に
「今日からここが僕たちの新しい家だよ!」
と言った。なんて言っているのかは分からないけど確か僕が初めてゆうとにあった時も同じことを言っていた気がする。
まあ、何でもいいか!だけど、ゆうと、僕はもう気持ちが悪くなるあれには乗らないからね!!
僕は知らない!~僕の飼い主は僕の反応を見て家を探す~ カエル @azumahikigaeru
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