般若霊
ふざけた狼人間
短編小説【般若霊】
あなたはご存じですか?。
般若霊と言う何かを。
そいつの絵を描けば丑の刻。絵から現れ般若霊。
口を大きく開き上下に弐本の鋭い牙。
髪はたれ落ち目はいつも怒っていた。
最初に確認されたのは平安時代末期。
一条戻り橋を通りかかった頼光四天王、渡辺之綱が発見した。
般若霊は絵の周りを彷徨う。
白衣を着て右の裾からは指先に目が二つと口が一つある手が、左の裾からは長く鋭い爪だけ出ている。
白衣の下に大口袴を着ており、そこから足は出ていない。
ナニかは人を食ったというう事例はなく謎のまま。
この何かの名を知っているのはあなたと私。
気をつけてくださいね。
丑の刻あなたがもしばったり何かと会って「はんにゃれい」と言ってしまえばもう二度と般若霊に会えないだろう。
だってその時、あなたがいる場所に般若霊はいないのだから。
般若霊 ふざけた狼人間 @AOzx
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます