レガート王国物語ーー第三幕『勇者の子供.ゴールドマリーの華』

aviane

第1話 黄金瞳の残していった宝

ここはレガート王国。かつては栄えていた。今でも栄えているが、、、いつだったかドラゴンの支配を受けて。人間たちは支配という名のおもちゃにされていた。

そこを救ったのが我々の勇者である!黄金瞳の兄妹だ!


gone gone。。教会の鐘が鳴る、、、神父さんたちの説法も終わる。昼時だなあ。俺はそう考えて腹に何入れるか考えた。教会の説法はうんざりだけど神父さんは嫌いじゃない。なんていうかお人よしなのだ。この前なんか、寄付金を騙し取った悪党を何も知らないふりして他国に送り出したのだ。そういう話があがれば上がるほどこの国での神父の好感度は上がるばかり。俺も嫌いではない。計算してやってるところが特に。


えー。そういえば紹介してなかった。と、俺は、、、。


そこで邪魔が入った。。すまない。彼女を優先しよう。


「マリー!!一緒にお昼どうかしら?アタクシのお家ティーパーティ空いてるのよ!他にも貴方に会いたい方沢山いてよ!」

大きな声で広間にいる俺にも届く声で聴かせてくるお嬢さんは先月教会で知り合った貴族のご令嬢だ。わずか6歳で貴族院長会会長に選ばれた王国の天才児だ。なびくオレンジ色の髪が美しく、手入れが行き届いているのが遠目でもわかる。


それはさておき、昼食の心配が減った。その分疲れそうだ。しかしながら、友達のいない俺には好都合な刺激だ。





俺?黄金の瞳が自己紹介の代わりになってくれるかな??


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