一緒にいたかっただけなのに
気づいたら、花畑に立っていた。やった、亡くなった友人と——
「どうして」
駆け寄ってきた友人は、驚いた顔をして言ったから、私は優しく、声をかけた。
「一緒にいたくて」
「……自発的に来た君は、僕と同じ天国には行けない」
地獄に、落ちる。
花畑に足をつけていた感触が、不意になくなった。
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