◆前回は大変失礼致しました

　前回「人に見てもらえ」と言っておいて何ですが、人に自分の小説を見られるのってめちゃくちゃ怖いですよね。

　笑われるんじゃないか。

　否定されるんじゃないか。

　ボロクソに批判されたらどうしよう。

　……みたいに。緊張もするかもですが、それよりも恐怖が勝る感じ。

　この場合、読ませる相手は近しい友人や家族とかになると思いますけれど、近しい間柄だからこそ尚更、自分をさらけ出すのが怖いってこともありますよね。

　正直、私もリアルの知り合いに小説を読まれるのは未だに苦手です。時々目の前で自分の小説を読んでもらうようなこともあるのですが、その間は恐怖やら不安やら羞恥やらで寿命が削られているような心地がします。

　こんなの、勇気一つでどうにかなるわけないですよね。そりゃあ怖いですよ。

　……じゃあお前が前回言ってたアレは何だったんだよ。自分にできないことをやらせる気か、この青二才は。

　とお𠮟りを受けそうですが。

　ごめんなさい、これについては訂正させてください。

　前回の「人に見てもらうって結構大事」の「人」というのは、直接面と向かって会うことのできる人に限らず、ネットなどで直接顔を合わせることなく読んでくれる人のことも含みます。カクヨムの読者さんとか。むしろ私の中ではそっちの意味の方が強かった。

　前回は少々言葉足らずだったかもしれません。誤解させてしまったのであれば、大変申し訳ありませんでした。

　前回も言いましたが、別に見せたくなければ無理に見せなくてもいいですからね。心の安寧も大事。

◆ネットの小説投稿サイトを使ってみよう

　ということで、今回の本題はこちら。

　ネット上の小説投稿サイト。有名どころで言うと小説家になろうやアルファポリス、そしてここカクヨム辺りになるでしょうか。

　サイト自体はどこでもいいんですが、自分の小説を直接面と向かって読んでもらうのは怖いけど誰かに読んでほしい、という方はこういう場所を利用するのも手だと思うんですよ。

　ネットなら、本名や素顔（≒リアルの「自分」）を晒さずとも小説を読んでもらえますし、相手の顔も見えない。その割に読んでもらえる機会は多いですし、小説を投稿するのだって割と気楽にできちゃいますからね。

　ただしこれも、良い所ばっかりではありません。

　言うまでもないことでしょうが、相手の顔が見えないネットの世界というのは、その分悪口も誹謗中傷も簡単に言えてしまう場所。誹謗中傷とまではいかずとも、思ったことを悪気なくストレートに言ってくるような人だって沢山いますよ。

　それはもう、直接面と向かってでは言えないようなことであっても平然とね。

　ですから、皆さんが創作活動の際にネットを活用されるのは全く構いませんが、その使い方には十分気を付けるようにしてください。

　少なくともここは、必ずしも綺麗な場所ではないですから。

　いくら顔が見えないとはいえ、画面の向こうにいるのは「人」です。

　発信する側だとしても、それを受け取る側だとしても、最低限のネットリテラシー……いいえ、相手への敬意や思いやりは忘れないようにしてくださいね。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい