第6話 さて、何処の怪奇名所へと行く?(2)
(音声スポット3)
「ほんじゃ、しらんよ」と、女房は不満を言いつつも。
「じゃ、湯木町へと行くまでにある魚切ダムは? あの辺りは割と静かだから雰囲気があるかもよ? 殺人事件や自殺なんかも遭った場所だから」と家の女房が、にへらと笑いつつ僕に、静かな湖畔……。
そう僕自身も女房の説明を聞けば。確かに魚切ダム周辺は静かな場所で、初夏に虫取りに行っても気持ち悪いなと、自分自身も思った場所だから。魚切ダム周辺……。
だから僕自身も陽が高くても悪くないかも? と言うか。陽が高いからこそいける場所だよな、あそこ、魚切ダム周辺はと、僕自身も思うのだよ。
だってあそこ! あの魚切ダムに出るらしいと言われている女性の地縛霊は、もしかして、なのかも知れないから?
僕は家の女房へと、にへらと笑いつつ。
「魚切ダムは女性のお化けが出るんだっけ?」と家の女房に尋ねると
「うん」と頷いたから。
「そうか~」と僕は声を漏らし、応答し終えると。
自身の脳裏で、魚切ダムに現れるらしいと噂のある、地縛霊の事を、自身の脳裏で、どんな怪談話だったかを思い出し始めるのだった。
◇◇◇
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