終末世界からの帰還者

第０話

　　西暦２×××年。

　地球に数百隻の船が宇宙から舞い降りた。

　その船から降りた者達は多次元並行世界【エデン】から来たと告げた。　

　彼らが乗って来た船を調べた所、当時の地球の技術では解析不可能という結果となった。

　国連は彼らから話を聞いた所、彼らは高度に発達した魔法技術を持っていた文明であったが、戦争により荒廃。

　生存の希望をかけて並行世界へと転移し、地球に辿り着いた。

　エデン人達は地球への定住を希望した。

　人数があまりに多いので、国々に別れる事となった。

　定住の条件はその高度な技術の提供であった。　

　数百年後。

　彼らの技術により地球は魔法を手に入れる事に成功し、文明は進歩した。

　齎された技術により生み出された魔法を動力にした炉【インフィニティ】の稼働式が行われたが、その炉が暴走し、後に【時空災害（アルハザード）】と呼ばれる災害を齎した。

　その災害に多くの人が巻き込まれた。