第36曲 今年、こんなに嬉しいことはなかった。わかってくれるよね?:綾野ましろの復帰
二〇二四年のアニソン・シーンも色々な事があったのだが、書き手にとって最も大きな出来事は、〈最推〉である「綾野ましろ」さんの〈復帰〉であった。
二〇二一年の末に、デビュー以来所属してきた北海道に拠点を置く事務所『CREATIVE OFFICE CUE』の退所と、レコード・レーベル『SACRA MUSIC』との契約終了が発表され、これ以降、ましろさんは活動休止状態に入った。
その後、アイドルへの作詞の提供や、ゲームやパチンコの搭載曲の担当が発表されたりはしたのだが、本人自身は表舞台に出る事がないまま、二年もの時が過ぎ去ったのである。
だが、二〇二四年一月四日の事であった。
突然、SNSに、「2024.1.17」という日付と「REBOOT」というキーワードが入った動画が投稿され、十日には新たな動画配信チャンネルのアカウントが作られた。
そして十七日に遂に、二年間の沈黙を破り、本格的な活動の再開が発表され、これに伴い、公式ファンクラブ「Neo-Mashirontier」の開設、新曲のリリース、そして、ワンマン・ライヴの開催も告知されたのである。
そして、ここからの活動の展開は実に疾風怒濤であった。
三月一日に『FLAVOR.』というタイトルの、新曲四曲が収録されたEPが発売された。ちなみに、プロデューサーは『和楽器バンド』の「亜沙」さんが務めている。
そして、ましろさんの誕生月でもある四月には、六日に出身地である北海道の札幌にて、二十日には東京の原宿にて、『Reboot GiG -FLAVOR of FUTURE-』というタイトルのワンマン・ライヴが、各会場・昼夜二部制で開催された。
ついで、五月から六月の頭にかけての毎週土曜日には、『FLAVOR.』の発売を記念した「ミニトーク&サイン会」が、十一日に東京で、十八日に大阪で、二十五日に神奈川で、そして、六月一日に北海道において二部制で開催された。
その後、約二か月の間を置いて、八月の三日には、東京の四ツ谷において、二部制で、「綾野ましろファンミーティングVol.1」というアコースティック・ライヴが行われ、この時に、十二月のワンマンと翌年のFC旅行の開催も発表された。
この八月のFCイヴェの開催時点では、次に〈おしろん〉に会えるのは十二月のワンマンの時か、と思っていたのだが、秋にましろさんは二つのアニソン・フェスに参加したのである。
それらが、十月六日に鹿児島県の鹿屋で催された『りなかる!』と、十一月三日に北海道の苫小牧で開催された『とまこまいコスプレフェスタ』で、これら二つでは、スターターとしてフェスのブースターを果たしたのであった。
そして、復帰を果たしたこの年の最終月、十二月の一日には、東京の池袋で、十周年記念のワンマン・ライヴ「BINARY」が催された。
そう、二〇二四年は、ましろさんの再起の年にして、メジャー・デビュー十周年記念の年でもあったのだ。
これで、書き手の〈最推〉の今年の活動も終わりか、と思いきや、クリスマスの十二月二十五日に、我々への贈り物として、アニソン・カヴァー・アルバム『SONGS OF ANIMATION』が発売されたのだ。
このリリースに先んじて、十二月の七日に池袋の『アニメイト』において、CDの先行発売と「握手&お話し会」が開催され、実はこれが、書き手にとっての今年の〈イヴェ納め〉となったのである。
書き手はこの全てに参加できたので、復帰した〈最推〉と共に再び歩み出せた、この二〇二四年は実に良き一年だったと言えるであろう。
〈参考資料〉
〈WEB〉二〇二四年十二月三十一日閲覧
『綾野ましろオフィシャルサイト』(会員限定)
「綾野ましろNew EP『FLAVOR.』BOOTH限定版」、「【予約販売】綾野ましろNEW ALBUM『SONGS OF ANIMATION』BOOTH限定版」、「ASIAN WAVE 公式EC」、『BOOTH』
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