迷子

一宮 沙耶

第1話 プロローグ

 私は、IT会社に務める30歳女性で、広島のデータセンターに転勤することになったの。前任者は、引き継ぎで2週間ぐらい本社に戻るのが遅れるということで、私も1週間遅れての広島転勤にした。


 そして、1週間だけウィークリーマンション暮らしをすることになった。そのマンションは平和大通りの横にあって、明日から出社ということで、前日は、夕方まで東京で仕事をして、夜8時に到着した。


 今日は、8月6日、そう広島原爆の日。その時には、私にこんなことが起きるなんて想像もしていなかった・・・。

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