ラブラブラブーな毎日!

@naritagento

第1話 プロローグ

「あ〜あ、またはずれだったな〜!」

今日もデブデブくんを食べながら、毎日デブって社会人の人生暮らしている。


「あ、落ちちゃった!」


うちのポッチャリの娘のカンナは、道に落ちたアイスの棒でも「これ、まだ大丈夫でしょ!」なんて言いながら落ちているアイスの棒を取って舐める。それも毎日しているので太って今では体重が135キロもある。

でも、これは三年前に測った数字だ。三ヶ月前に体重計に偶然乗ってしまったので、その時に体重が分かった。

しかし、それ以来は体重計を乗るのが面倒くさいのと体重計に乗るという作業がしんどいのでそれから三ヶ月は乗っていない。

 

「カンナちゃーん! そろそろ体重計乗ったら〜?」

「え〜、それは無理〜! カンナ体重計のるのきら〜い!」

「でも、それじゃあ、お嫁に行けないよ!」

「それなら! お嫁に行かなくていいもん!」

「そうなの? それならそれでいいんだけど!」



カンナは祖母にこれを注意されても無視して普通にだらけていた。そのため、カンナはどんどん太っていた。


でも、それでも祖母はカンナに甘かった。まだ母親のハルと父親の正一は少し厳しかったのだが、祖母の幸子が甘すぎて毎日カンナに大量のデザートを買ってくれたため、この家の冷凍庫はバニラアイスやチョコアイスで埋め尽くされ、カンナは毎日パフェやらプリンやらを大量に食べる生活をしていた。

「お義母さん、ちょっとやめてよ!」

「ごめんなさい! ごめんなさい! じゃあ、すぐやめます!」


しかし、幸子はカンナに餌を与えることをやめなかった。幸子にとってはこれが毎日の日課でカンナが可愛いペットだと思っているのでパフェを与えることをやめるのは嫌だったのだ。



そして、餌やりも終わってカンナがぐっすり寝ると次の日になった。



「おはよう〜! おばあちゃん〜! 私、早速お腹すいちゃった!」



カンナがこの発言をしたので幸子もすぐに朝ご飯を作った。朝ご飯は、カンナの大好物なパンケーキであった。

「おばあちゃん! 最高〜!」

カンナはそう言いながら、幸子の作ったパンケーキにバターを一個丸ごと塗り、バニラアイスを山ほど乗せた後に、ホイップクリームを沢山絞った。


「これが凄く幸せだ!」


そう感じながらカンナはそれをパンケーキに乗せた。

「上手いな! やっぱこれは!」

「ありがとう! カンナの笑顔を見るのが一番の幸せよ!」

そう二人で仲良く会話しながら、食べていると、すぐに食事は終わった。


それから、カンナは自分の部屋にこもり、少女漫画を読んだりお人形さんと遊んだりした。そのお人形さんは、何匹か出して鬼ごっこをして遊んだ。もちろん勝敗はカンナ次第だ。

「やった〜今度はこっちが勝った! これで今日は終わろうかな!」


カンナはこの遊びが終わると、お昼寝タイムに入った。

それから、カンナはぐっすり三時間ほど寝た。




それから三時間後



カンナは起きると、すぐにまた昼ご飯を食べた。


「おばあちゃん! 今日の昼ご飯はな〜に?」

「それはね! 唐揚げだよ!」

「唐揚げ! 早く食べた〜い!」


カンナはすぐに席に着くと箸を用意し、唐揚げを食べた。




「おばあちゃん! マヨネーズちょうだ〜い!」


 

 唐揚げにはマヨネーズが必須だ。そのため、カンナはすぐにマヨネーズを持ち、唐揚げ全体にマヨネーズをかけた。


「美味しそう〜!」



この香ばしいカリッとした揚げ物は最高だ。唐揚げの美味しさはこれ以外では補えない。だから、カロリーがあるのは分かっていても沢山食べてしまう。その結果、用意された1キロの唐揚げを全て食べ切った。その様に毎日沢山食べているのでカンナはいつの間にか大食いモンスターになってしまった。


「もう我慢できない! 早く夜ご飯ちょうだい!」


まだ、昼の二時だというのに夜ご飯をくれと騒いでいる。その大食いモンスターのカンナがこんなことを言ってきた。


「そうだ、おやつ早めにちょうだいよ!」


幸子もそれは、確かにあげようか迷った一時間くらいの誤差ならわざと間違っても仕方がない。そう思い、わざと間違うことにした。


「分かった! チョコクッキー35個あげる!」

「ありがとう! おばあちゃん! 笑顔で食べるね!」


幸子はカンナのこの言葉が最高に嬉しかった。そのため、幸子はチョコクッキーを35個から65個増やした。


「やった〜! 100個だ〜!」


カンナは100個になったことに喜んでいると、幸子が「食べていいよ!」と言い、チョコクッキーを渡した。そのチョコクッキーをパクパクと食べているといつの間にかカンナは100個のチョコクッキーを食べ終えてしまった。


「おばあちゃん! もうチョコクッキーない?」

「あるよ! カンナ! 少しだけなら!」


それを告げると、30個ほどのチョコクッキーが出てきた。今度はもっと美味しくどうやったら食べれるか考え、その結果、バニラアイスとホイップクリームをかけたら美味しくなると思った。

「よし、じゃあ! 早くバニラアイスとホイップクリームかけよう!」

カンナがその二つをかけるとチョコクッキーはより美味しくなった。でも、その様なものを毎日食べていた結果、カンナは見た目で分かるほどデブっていった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る