魔界の不動産は忙しすぎるッ!〜ワタクシ、魔王城管理会社のモノなんですが……この魔王城、100年ローンでどっすか?〜
七篠樫宮
物件1 『紅翼の魔王』の魔王城
オレ、不動アクマは転生者である。ちなみに前世の記憶はほとんどない。
そんなオレですが、現在は――
「
――魔王城を管理し、色んな魔王に売りつける仕事をしています。
ちなみに転生場所は多種多様な魔王が
誰か助けて。
*――*――*
本日のノルマを『無事に』達成したオレは、転移魔法で事務所兼自宅に帰っていた。
「今日のヤツは良い意味で魔王らしくなかったな。『新米魔王だから最初は隠れて力を蓄えろ』なんて、場合によってはぶん殴られてたぞ」
あの瞬間は『あ、失言した』ってなった。
五年間の連勤のせいだと過去の自分を呪った。
しかし、本日の新米魔王さんはオレを殴るどころか嬉しそうにしていた。
『そうですね、最初は警戒されていない方が動きやすい。ボクが動くのは全ての準備が終わってからです。
――では、ここをボクの魔王城とします。不動さん、ボクが世界を統一したら、世界の半分をあげるのでボクと一緒に来ませんか?』
――あれ? 言ってる事めちゃくちゃ魔王っぽくないか?
「ま、まぁ一度も死なずに仕事を終えれたんだからオールオッケーだ。うん」
余談だが、お誘いは丁寧にお断りした。オレなんてただ長生きしてるだけの一般魔族だ。バケモノ揃いの魔王の戦いになんてついていけるわけがない。
あー久しぶりの休憩「なにが
――
事務所の椅子でクルクル回っていたオレは急いで立ち上がり、こちらを
「――これはこれは『紅蓮の魔王』サマ! 何かご用件があればワタクシの方から
紅蓮の魔王。オレの不動産の顧客であり、現在の魔界に君臨する古参魔王の一人でもある。
基本的に生きた年月が強さに直結する魔族の中で、古くから君臨している彼女はバケモノ筆頭と呼んで
「……フフフフ、おぬしはいつも
そのグラマラスな肉体を、黒いドレスで
街中で彼女の所作を百人に見せたら、千人くらいが恋に堕ちるだろう。え? 残りの九百人? 通りすがりの一般通過魔族だよ。
「(さすが別名を『美の魔王』)」
彼女の前に立つ存在は、老若男女問わず
――その『燃え盛る美の暴力』に耐えれるか否か。
「むぅ、なあアクマ。妾はそんなに魅力がないか?」
胸を寄せ、自らの魅力を確かめてくる『紅蓮の魔王』。
並の魔族なら既にダウンしてるだろうがオレは違う。
彼女とは長年の付き合い――それこそ、『紅蓮の魔王』が二つ名になる前からの――であるからして、彼女を持ち上げつつ話を進めるのも簡単だ。
「魅力とかどうでも良いから早く要件言いやがれ年増魔王。こちとらテメーの『美』に耐えるので精一杯なんだよ!(とんでもない! アナタサマに勝る美しさを持つモノはこの魔界にはいないでしょう!!)――――あ」
あ。
「――――して、ご用件は?」
「誤魔化せると思うか?」
思いま――嘘ですごめんなさ痛い痛いイタイ、耳引っ張らないで! 燃えてるから! 灰も残らず燃え尽きちゃうから!!
「ふん、妾とおぬしの仲だからな、
「……ひゃい」
これくらい(100回くらい死んだ)。
やっぱり魔界怖い。魔王怖……怖すぎん? 生きたまま焼かれるとかスプラッターホラーも真っ青だよ。
「……あー、ゴホン。改めまして、どんなご用件で?」
マジで何しに来たんだこの女。オレをコロコロする為だけに転移してきたのか??
「おっと、そうであったな。新しい魔王城が欲しいのだ」
「へぇ、築1000年とかでしたか? そろそろ変えても良いかもですね」
なるほどー、彼女が住んでいるのは古くからある
雰囲気はあるけど防衛力が平均的魔王城以下あり、それを『紅蓮の魔王』の力で魔界屈指の魔王城に引き上げているのが現状だ。
故に、最新式の防衛設備を持つ魔王城に移ろうという訳だろう。そうなれば鬼に金棒、古参魔王に最新魔王城だな。
「いや、違うぞ。魔王城が必要なのは妾の妹だ」
妹?
「妹?」
おいおい、魔族はリポップ製だぞ? 魔界に満ちた魔力が形を成し、意思を持ったのが魔族だ。
そんな魔族に妹だと――
「――知っていますよ。同座標、同時刻にて、姿の似た複数の魔族が生まれる。人間で言うところの双子や三ツ子といった魔族が存在すると。まさか、『紅蓮の魔王』サマがそうだったとは」
とってもレアだ。アルビノなんかより数億倍レアだ。
オレが知ってるのも数件だけ。実際に会ったのは片手で数えられる程度。
だがしかし――
「――ワタクシ、結構長く生きていますが、『紅蓮の魔王』に妹がいるなど聞いたことが無いのですが」
そう。そんな話、一切知らない。
どうやって妹の存在を隠した? 生まれた時から強い魔族もいない事はないが、『紅蓮の魔王』は違う。
生まれてすぐに妹の存在を誰にも知られないようにするなんて、不可能だ。
「……クク、本当に愉快な奴じゃな」
頭の中で考えを巡らせているオレを、ニヤニヤと見る彼女に気づく。
「……なにか、訳アリで?」
「ただの妹分じゃぞ? 実の妹が妾にいる訳ないだろう。昔からおぬしは頭を回して空回りしてばっかじゃな!」
――なーんだ! 実の妹じゃないんだ!
ならいい――や良くないね。なんだよ、妹分って。魔界屈指の魔王の妹分?? 厄ネタかな???
「とりあえず顔合わせじゃ。妾の城に行くぞ」
――(行きたく)ないです。
「えぇ喜んで(なんでだよ! 今日のノルマ終わったって言ってたじゃん! 五年ぶりの休暇は!?!?)」
*――*――*
煉獄の螺旋城。『紅蓮の魔王』の魔法――【万象を灰燼に帰す魔法】で守られた、魔界最高クラスの魔王城だ。
オレはそんな城の一室にて、一人の美少女魔族と相対していた。
「初めまして。ワタクシ、魔王城管理会社――不動産を営んでおります、不動アクマと申します」
「フ、フン、アンタが
オレは首を高速で動かし、この初々しい少女に世迷い言を吹き込んだであろう
「なんじゃ?」
「なんでもないです」
怖。紅い髪が燃えてたんですけどー??? もうやだぁ! おうち帰る!(速攻で転移魔法で連れ去られる模様)
「――さて、魔王城が必要だとか。なにか、ご要望はありますか? 『紅蓮の魔王』サマのご紹介ですから、お安くしておきますよ?」
「そうね! お姉様の城と同じようなところだったら、なんでも良いわ!」
つまり『紅蓮の魔王』とお揃いがいい、と。
うーん。
「ここ、煉獄の螺旋城は『紅蓮の魔王』サマの魔法で守られています。それ故に魔界最高峰の城となっていますが、その魔法が無くなれば城としての質は平均以下です。
率直に言って――辞めておいた方が良いかと。」
「は?」
ぴぃ(泣)。
部屋の温度が爆上がりなんですけど?? 暑スギィ!!
妹ちゃんが睨んでくる。めちゃくちゃ怖い。射殺されそう。
「これ、やめんか。妾もアクマの意見に賛成じゃ。今のおぬしに螺旋城と同等の城を守護する力は無い」
「で、でもお姉様! わたしは――」
「話を最後まで聞かんかバカ者。同等の城が無理ならば、ちょうどいい城を
――おお! 良い感じに話がまとまってきているぞ! さすがお姉様! 伊達に長く生きてないネ!
「えぇえぇ、もちろんですとも! ワタクシならば古今東西、全ての空き魔王城を紹介できます! 魔界の不動産のプロフェッショナルとはワタクシのことです!!」
――さあ、どうする妹ちゃん。
「……わたしが納得できる魔王城を用意できるのね?」
「できますよ」
彼女はオレの顔を見て、ニヤリと言い放つ。
「なら、今から見に行くわよ! 魔王城の内見に!」
カチリと、表情が固まる。
「(今、から?)」
五年連勤して、ようやく休めると思った今から、だと??
妹ちゃんはフンスと鼻息を荒くしている。
「サッサと連れて行きなさい! 聞いたわよ? 転移魔法が得意なんですってね、
「ほらゆくぞアクマ。こういうのは早い方が良い。それとも『ぷろふぇっしょなる』はここで一度帰って休むモノなのか?」
あん?
「あら、お疲れなの? それならまた後日でもよくってよ?」
むむむ??
「ご冗談を。オススメの魔王城から順に見て行きましょう(やってやらぁぁあ! 魔界の! 不動産に! 休みはネェええ!)」
後日、二人に「「チョロイ」」と言われた。魔王怖い。
*――*――*
「寒いですお姉様」
「そうか? なら【万象を灰燼に帰す魔法】」
「ここは氷雪の洞窟城。雪山に位置し、天然の守りがある分、守備力は高めですね。どーーーグハァ」
「これは雪崩というやつですか! 初めて見ましたお姉様!」
「アクマ? どこに行ったアクマ!」
氷雪の洞窟城。雪崩により出入り口不明に。後日、氷系魔族――雪女に復元依頼決定。
*――*――*
「わあ、花畑ですよお姉様!」
「むぅ、妾の魔力が強すぎて、花が燃えてしまうな……」
「こ、グボ、ゴホッ、ゴ、…………」
「おい、アクマ? アクマーーッ!」
徒花の孤城。周囲に広がる毒性の植物が燃やされた事により発生した毒煙のせいで、骨系、幽体系魔族以外の侵入が困難に。
人間の勇者にも有効である事が確かめられたので守備力の評価を上げて特定種族の魔王に販売決定。
*――*――*
「ちょうど良い温度ね」
「温い」
「(焼死)」
溶岩の巌窟峰。炎に耐性を持つ存在しか生きる事を許されない難攻不落の魔王城。
『紅蓮の魔王』の一言により却下。
後日、彼女の魔力による周囲一帯の温度上昇が判明。炎系魔族の問い合わせが絶えなかったので抽選で優先契約権の販売を決定。
*――*――*
「ロクな目に合わなかった……」
「何か言ったか? アクマ」
「いえいえなんでもございません! ところで、ここまでで良い物件はありましたか?」
頭が痛い。今回の内見でどれだけの出費が必要なのだろうか。
……まあ、幾つかの魔王城はより強くなったし良いか。
「そうね……『良いかも?』ってのはあったけど、『コレだ!』っていうのは無かったわ」
だろうな。
彼女の比較対象は煉獄の螺旋城。城単体の守備力は現代の最新式魔王城と比べれば落ちるが、立地や『紅蓮の魔王』との相性は最高だ。
あの古城に並ぶ城はそうそう無い。
「――では、次の城です。名を精霊の神殿宮。精霊系の魔族との相性は他の追随を許しません」
転移した先にあるのは白亜の宮殿。
何者にも
可視化される程に溢れる魔力。
それを見て妹ちゃんは――
「ここにするわ」
――即決した。
「そうですか! ワタクシも良いと思いますよ! では、コレが契約内容です。お確かめ「おいアクマ」チッなんでしょう?」
契約内容が書かれた紙をどんどん転移させているオレに水を差す『紅蓮の魔王』。
その目は心なしか冷たく思える。
「……聞こえとるぞ。良い場所だな、ココは」
「ですよねお姉様!」
「あぁ、良すぎる。なんでこんな好物件が残っている?」
……詰みだな。
「運が良かったのでしょう。さすがアナタサマの妹サマです」
「契約内容も破格だ。精霊系の魔王ならこの100倍は吹っかけられても出すだろうな」
「え!?」
「そして精霊の神殿宮……聞いたことがあるぞ? 『光精の魔王』の愛城だったか。おやおや、先日死んだ魔王も確か――『光精の魔王』だったのう、アクマ?」
事故物件という概念がある。前住居者が自殺や他殺を行われる等した訳アリの家の事だ。
だが魔界において先代の魔王城の主が殺されるなど良くある事、多くの魔王は気にしない。なんなら、自分が殺した魔王城に住まう魔王すらいる。
そんな魔界ですら
「死因は人間界より来た勇者による暗殺。つまりここは訳アリ城というわけだな」
それが勇者に殺された魔王の城だ。人間共には場所バレし、魔王の間でも人間すら破れる守備力だと知れ渡る、売れない魔王城。
「……降参です。ここは事故物件。次の魔王城に行きましょ「待って」うぅ?」
オレを止めるのは妹ちゃんだ。
騙されかけたというのに、真面目な顔でオレを見ている。
「ここにするわ」
「何?」
「えぇと、辞めておきません? ワタクシが勧めておいてなんですが新米魔王には難しい城ですよ。ほら、他にも城はまだまだありますし」
「――いいえ、ここしかありえない。声が聞こえるの。魔力の声が」
声? 頭がおかしく――――マジ?
オレはグルリと首を回して『紅蓮の魔王』を見つめた。
彼女はため息を吐き、口を開く。
「その子は精霊だ。炎の精霊の最高位、不死鳥の亜種。そして、妾の魔力が混じっておる。妹と言っておるが実際は娘に近い」
精霊。この魔王城の先代も精霊の一種だ。
最も魔力に愛された魔族、それが精霊である。
『紅蓮の魔王』の魔力を保持し、魔力の声を聞ける炎精霊――最強の卵かなんかかな?
「お姉様。わたし、この魔王城で魔王として生きたいわ!」
――なるほど、それほど潜在能力に富んだ魔族なら……いや無理だろ。そんなの速攻で勇者が来て倒されるわ。
ほら、お姉様? 妹の夢を壊すのも姉の役目でしょ?
オレと妹ちゃんはお姉様を熱心に見る。
「ハァ、仕方あるまい」
え?
「覚悟はあるのだな?」
「はい!」
「アクマ! 契約書を貸せ」
あ、どうぞ。
「ふむふむ……ふっ」
は? 契約書が燃えたんだが?
「あ、あのー? 困りますっていうか……?」
「不動アクマ」
「な、なんでしょう?」
「この精霊の神殿宮を転移させる」
??? 何言ってんだこの姉馬鹿。
「何言ってんだこの姉馬鹿」
「バッ」
「フフフ、城周辺ごと転移させれば人間共も攻めてこれまい?」
不敵に笑うお姉様。発言を度外視すれば結構サマになっている。
そして、肝心の発言の内容、アリかナシかで言えばアリだ。だが、それは――
「お、お姉様? それ程の転移魔法が使える人なんているのですか? お姉様が最強なのは分かっておりますが……」
「お戯れを。流石の『紅蓮の魔王』と言えども不可能でしょう」
「確かに妾には不可能。しかし居るではないか、妾の目の前に適任が」
――おいおいマジかよ。五年連勤だぞ? さらに身体にムチをうてと?
「不動アクマ。妾も手伝ってやる。この城ごと周辺を転移させよ」
「……恐縮ですが、ワタクシの仕事は魔王城の紹介。ソレはワタクシの仕事ではありません」
魔王だから何でも許されると思ったか? 残念だったな年増魔王! 今、オレはお前の上に立って――――
「『お前の魅力とかどうでもいい』」
あ?
「『この年増魔王』」
「お姉様……?」
「あぁ、さっきは『姉馬鹿』と言われたな。ん、どうしたアクマ。そんなに顔を真っ青にしながら笑っているとは、面白い男だなおぬしは。して、やってくれるな?」
「喜んで(コイツッ髪燃やしながら脅してきやがった!)」
……どうした妹ちゃん。え? さっきお前も詐欺ろうとしてただろうって? 知らんのか、魔界では
「……お姉様、この人頭おかしいかもです」
「そうだろう? まこと愉快な男よ。あ、この子――『紅翼の魔王』の誕生祝いだ。
――この後めちゃくちゃ転移した。
*――*――*
不動アクマによる超広範囲転移が終了し、真っ青を通り越して真っ白になった彼を見送った二人は入居祝い――入魔王城祝いを行っていた。
「それでお姉様。あの人は何者なんですか? 魔王城を紹介してくれる魔族とは聞いていましたが、どうして多くの魔王が大人しく彼の世話になるんです?」
妹――『紅翼の魔王』は「魔王なんて脳筋ばっかなのに……あ、お姉様は違いますよ!」と疑問に思う。
「魔族は基本的に歳を重ねるほど強くなる」
「そうですね」
「妾も古参魔王の一人だ。魔界の中では上から数えた方が早い――アクマ曰く年増じゃな」
「そんな! お姉様はピッチピッチです!」
「フフ、そうかそうか。話を戻すとだな、理論上は一番最初に生まれた魔族が一番強い事になるだろう?」
「――まさか」
酒を飲みながら『紅蓮の魔王』は語る。
「原初の魔界、同時刻に生まれた七人の魔族。現代まで生き続けた七人の内一人」
――謳うようにその名を告げる。
「死んでも死なない『不滅の大魔王』。
その意志を
「……アレが、ですか?」
大魔王に詐欺られそうになった妹のアンマリな言い草に笑いながら、思い起こすのは一人の男の姿。
『ドーモ! 魔王城の斡旋をしてます、ワタクシ、不動アクマと申します! えーと、新米の魔王の方ですね? それならこの城とかどうで――――』
「アレが、じゃ。
「お姉様でも勝てませんか?」
「妾でも不可能なことはある。まあ、なんじゃ安心せい。アヤツの
――災害は
さて『最古から君臨する最恐の大魔王』『自身に並ぶ魔王を生み出すために魔王城を管理している』『大魔王対魔王連合の終末魔界戦争を目論んでる』などなど、様々な言われようをしている
「ツッカレタァ! 魔界コワイ! 魔王コワイ!」
――――ベッドに横になり盛大に嘆いていた。
『自身に並ぶ魔王を生み出すための魔王城管理』?
――バケモノ魔王達と敵対したくないから魔王城を提供する側に回ろう!
『最古から君臨する大魔王』?
――結構長生きしてるけど、一番古い魔族って誰なんだろー? きっと指パッチンで世界を滅ぼす怪物なんだろうなー(おまいう)
「ハァ転生したらチート楽々生活だと思ったのに……前世の記憶もほとんどないし、魔界はカオスだし『もしもし』はい何でしょう? コチラ、魔界の不動産です!」
「え? 勇者が攻めてきた? 勇者保険の契約に
――急いで準備をしながら彼は叫ぶ。
「誰だよ不動産が不労所得で楽チンだって言ったヤツは!! 五年連勤だぞ!? 魔界クソゲーすぎッ!?!?」
――ここは魔界唯一の魔王城管理会社。
「魔界の不動産が忙しすぎるッ!?」
――コチラ、魔界の不動産。年中無休で営業しています。
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