第6話深層探索
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>日本語おかしくない?
>順調だったら行くじゃなくて?
>つまりイレギュラーが無かったら深層は確定だったんですか?
「はいそういうことです。それで見たいですか?」
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>まあ見れるなら
>無いとは言わないけど少ないもんな深層の映像
>見れるなら見たい
>出来るなら行ってほしい
「了解です。じゃあそろそろ真面目に攻略しますね。もう配信開始してからだいぶたっているので」
そう告げると俺はドローンが着いてこれるぐらいの速度で出来るだけ速く移動して階段を探す。そして15分で一つ目のボス部屋の前にまで来ていた。
「やっぱ下層は広くて迷いますねー、最近深層とか行ってなかったので」
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>迷って15分すか
>マジで足速すぎやろ
「じゃあ早速ボス戦行きますか」
そうして俺は本日9個目の扉を開けるのだった。
「うわ、、ここのボスクイーンビーかよ、めんど」
>クイーンビーをめんどで済ませられるのお前ぐらいだよ
>こいつ擬似軍隊のようなもんだもんな
そうこいつは自分は遠距離攻撃しつつ他の蜂で近距離に攻撃してくるめちゃくちゃ面倒な敵なのである。
「まあでもさっきのやつ使えば?楽勝ですし?」
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>やっぱあの魔法結構な頻度で使ってるだろ
>まあこういう大群系には強そうだもんな
「てことで『オリジン』」
さっきのライオンフェイスとは違い気持ち良いくらいに手下の蜂が消滅していく。
なので3分もすれば手下の蜂は全滅していた。
「うっしじゃあ魔法を消してっと」
オリジンを消してからクイーンビーの事を殴るとクイーンビーは跡形もなく消滅した。
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>なんで魔法消したの?
>わざわざ殴りにいったの?
>消す必要なかったやろあの白ビームで良くない?
「いやあの魔法の白ビームの距離そこまで長くないんですよね」
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>そうなんや
>なるほどなぁ
「まあ次もぱっぱと行きますねー」
次のボスは巨大なクマのモンスターギガントベアーだった。名前が安直だね。
こいつは口からずっと砲撃してくるのですぐ近づいて顔面を殴り飛ばす。
その次は次はスノーラビット小さくて愛らしいがすばしっこくちょっとずつ肉を削られるので探索者の間では嫌われている。こいつは直線的にしか動かないので進行方向に軽く拳を振りかぶる形で置いておくだけではじけ飛ぶ。
「よし次のボス倒したら深層ですね」
>あまりにスムーズなのにこれが下層?!
>普通スノラビ相手に拳は拳がボロボロになるんだよ!
>熊の出番5秒もなかったぞ
>そもそもなんでスノラビの動きがそんなハッキリ見えてるんですかねー
>的確に拳おいてたもんな
「じゃあ下層最後のボス行きますね」
そして扉を開けるとそこには人型のいかにもヴァンパイアみたいな見た目をしたやつがたたずんでいた。
「最後はヴァンパイアですか」
そのヴァンパイアは喋ることなく襲いかかってきた。そして爪での攻撃をしてきたがそれを俺は片腕で防ぐ、その結果爪は弾かれてしまい俺の腕には傷一付いていなかった。それに対してヴァンパイアは驚いていたがすぐに落ち着き自分の腕をひっかく。
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>なんで当たり前がごとく腕に傷一つ付いてないんですかね
>てか何で自分で腕引っ掻いてるの?
するとその腕の血が動き出し鋭利な刃物となり俺に飛んできた。しかしそれを俺は即座に撃ち落とし懐に潜り込むそして腹部のあたりを殴るが霧となって霧散してしまった。
「ヴァンパイアの面倒なところですよね」
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>どうやって倒すん?
>なんか魔法でも使うの?
「俺は魔法は使わないで倒しますね、魔力は使いますけど」
まず俺は右手に聖属性の魔力をまとわせる。その後霧になる時間を与えず接近、拳を振り抜いた。すると俺が拳を放った左胸のあたりに穴が空いていた。そこから少ししてヴァンパイアは倒れた。
「この倒し方の場合は察知されて霧になられる前に殴るのが大事です。そして魔法職の場合は聖属性の魔法攻撃で面に攻撃するようにしましょう」
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>下層ボス相手に察知されない速度で動ける人が何人いるんでしょうね、、
>でも面での攻撃の話は割と参考にできるかも
>というとホーリーウェーブとか?
「じゃあ深層に行きましょうか。あと今回はカマキリ以外に2種類のモンスターを倒したら帰りますね」
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>ボス倒さないの?
>次回以降になる感じ?
「そうですね、じゃあ入りますね」
そうして中に入るとそこはどこまでも暗い洞窟だった。中は広くそこそこの大型モンスターならば中に入ることが出来るであろう広さであった。
「ここが深層ですね『ライト』」
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>深層以降となるとガラッと雰囲気が変わるな
>にしても変わりすぎだけどな
>こわ
「じゃあ進んで行きますか。カマキリは来なくて良いです」
そして洞窟の奥に進んで行くとそこから現れたのは、、、
カマキリだった!!
「お前はお呼びじゃねぇ!!」
俺はそのカマキリをすぐさま近づいて蹴り飛ばす。
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>魂の叫び好きww
>物欲センサーってあるんやな
>そしてそのまま吹っ飛ばされるカマキリさんww
「まあ素材は美味しいので拾いますが」
そして俺はカマキリのドロップである大き目の魔石をアイテムボックスにしまう。
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>何気にスルーしてたけどアイテムボックス良いなー
>どこで拾ったんですか?
>買ったんですか?
「深域で取りましたね。なのでめっちゃ高性能ですよ」
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>一応下層でも出るけど倉庫一個分、時間停止無し、重量無視ぐらいしかないもんな
>それでも十分だがな
>それな
「じゃあ気を取り直して行きますね」
次に現れたのは黒色のスライムだった。
「ブラックスライムですね」
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>深層にスライムいるんや
>絶対強いだろうけどな
「このスライムは物理無効と魔法無効を切り替えるという字面だけかなり厄介なモンスターです。そして近くにいるだけで強くなります」
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>うわーめんどそう
>めんどで済むか?
>じゃあ魔法と物理を同時に叩き込めばいいやん
>あー確かに
「そうなんですが、、お勧めはすぐにその場から離れることですかね普通に面倒なので、でも今回は倒さないといけないので強くなる前に倒します」
今回は右手に無属性のただの魔力をまとわせぶん殴る。
パァンッ!!
すると軽快な音を立ててスライムが弾けた。ドロップ品は無かった。
「こんな感じで一応倒せはしますけどドロップもあまりしませんししたとして良い物は落ちないのでお勧めはしません」
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>ちなみにどれくらいの攻撃力あれば倒せるの?
>物理無効なのでは?
>多分魔力の攻撃なら魔法攻撃判定なんでしょ
「ちなみに魔力を拳にまとわせるだけで魔法攻撃と認識してくれるのでソロの人はそれがおすすめです。てかここまで来れるなら変に同時攻撃とかするより魔法使える人が武器に魔力をまとわせてあげる方が楽ですね。そして攻撃力としてはあの熊をソロでワンパン出来るぐらいなら足りると思いますよ」
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>ワンパン出来るぐらい、、ねぇ
>ぐらいではないやろ
>普通にだいぶ火力必要じゃん
「ちなみにそこまで詳しい検証とかしてないです。だって離れればいいので」
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>まあそりゃそうか
>検証したいやつがすればいい
>出来るやつがどれくらいいるかだけどな
そんな話をしていると前から現れたのは首が三本あるワイバーンだった。
「こいつは三つ首ワイバーンです。名前がわかりやすいですね。まあ三つ首なのでもちろん同時に切り落とすのとこいつに関しては心臓部分のコアまで壊さないといけないです」
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>首だけじゃダメなのか
>コアまであるのかよコイツ
>ソロでどうすんの?
「ソロでどうするか?簡単ですよ、、すべて押しつぶせば良いんです」
俺は全身に魔力を流す、血液の一滴にまで細かく流す。そして地を蹴り頭を掴み壁に打ち付ける。その後魔力の板を作り全力で壁に押し付ける。少しは抵抗していたがすぐに三つ首ワイバーンは壁のシミになった。
「よしうまくいった」
コメント
>サイコパスかな?
>再生系モンスターに恨みがあると見える
>だってめっちゃ笑顔で押し付けてたもんなww
「あーあ魔石だけかー、まあいいやじゃあここらへんで配信を終わりますね。次回を楽しみに待っていてくださるとうれしいです。それではってめっちゃ」
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>お疲れー
>乙
そうして俺は配信を切った。
「とりあえずこれはアイテムボックスに入れてと、、、あーあ転移魔法がダンジョンと地上の行き来に使えればな、、地上でしか使えないからなーしかも条件付き、、まあいいやそんなことを愚痴ってても仕方ないし帰りますか」
帰りはボスが湧かないので特に邪魔されることなく帰ることが出来た。
「にしても今回の売却でかなりの金額になったからあそこ久しぶりに見に行ってもいいかもなー」
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あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
ふと気付いたのですがちょっとタグの『無気力?』要素が無いので消すことにします。そこまで関係がある訳ではないのでちょっとしたお知らせでした。
ちなみにヴァンパイアと深層モンスターたちが戦った場合基本的に決着がつきません。なぜかと言うとお互いに倒しきれないからです。ですが単純に身体能力等で見たときに10倍近くの性能違いがあるという感じになります。
ブラックスライムは最終的にかなりの強さになるので深層にいる感じです。
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