理想
永遠の絆
第1話 始まり
とある場所に、連番で購入した、年末ジャンボ宝くじの1等と前後賞を当てた、
一家が、現在中古物件に住んでいるため、ようやく、建て直し費用が、出来たのだ。
この世帯は、元々5人家族だったが、妹の2人が、嫁に嫁ぎ二人とも、
この家から、出て行った。
その為、父親と母親と長女の三人世帯だ、因みに、
今回、年末ジャンボ宝くじを購入したのは、長女だ。
「
これで、この家を建て直しが出来る」
「本当ね、この建て直しのスポンサーは、長女の那由多ね」
「なんもですよ~、パパ、元々、それが、目的で購入したのですから、
当たってくれないと損なので、気にしないで下さい」
なんと、那由多は、母親と相談すること無く、年末ジャンボ宝くじを購入し続けていたのだった。
「では、パパとママ今度の日曜日、住宅メーカーの展示場に連れて行って下さい」
那由多のお願いに、那由多の両親は。
「そうだな、何か参考になるかも知れないから、行って観るのは良いかも知れないなぁ~」
「そうね、それが、良いわ、是非、行きましょう」
「あっ!因みに、今回の高額当選金は、私の銀行口座に入れるので、文句はないですよね?」
「「無いよ」ぞ」
「では、間取りとか階数も私が決めても良いですね?」
「う~ん、仕方ない」
「良いわよ」
那由多の購入した、宝くじの為、事実上のスポンサーとなった、
那由多に頭が上がらない、両親だった。
高額当選金が支払われて、待ちに待った、日曜日
那由多と両親は、ハウスメーカーのモデルハウスが立ち並ぶ、エリアに来ていた。
1件目の住宅メーカーは、玄関を入ると、右側に最新のキッチン設備が備わっているリビングキッチンが有り、リビングキッチンの反対側には、洗面所とトイレと風呂場が配置されていた、その隣は、物置だ。
「う~ん、この間取りはナシだから、次」
那由多には、お気に召さなかったので、2階部分には、目もくれず、
次のモデルハウスに向かった。
二件目のモデルハウスは、広くて、明るい玄関に、広めの廊下とU字の階段が在り、
1階は、玄関から視て左側がアイランドキッチンが在る15畳のリビング、
右側が10畳の書斎、
左側の奥はウォークインクローゼット、右側の奥は、
バスルームと洗面所とトイレが一列に配置されている、
因みにバスルームには、乾燥室にもなる。
二階は、8畳の部屋が左右に一部屋づつ、階段を上がって右側奥の6畳が一部屋、
階段の近くに二階専用のトイレがある。
因みに、二階の各部屋には、クローゼットが付いている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます