叫べヒャッハー兄さん!

夢月みつき

第1話「ヒャッハーな俺」



 主人公・変身前

 https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093073192110457#comment-16818093073192965541


 ⤵

 変身後

 叫べヒャッハー兄さん表紙・AIイラスト

 https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093073087189408








 俺、三十五歳。俺の朝は、甘いスッキリしたのどごしのターコイズブルーのソーダ水から始まる。

 う~ん。日頃からストレス社会でストレスの溜まっている俺の五臓六腑ごぞうろっぷに染みわたるぜぇ!



 俺は、ごく普通の社畜サラリーマン。しかし、特殊能力がありストレスで心が悲鳴を上げると、モヒカン、悪党ヅラ、ハードな姿の「ヒャッハー兄さん」と言う荒くれ者の姿に変身する。

 変身出来たのはいつの頃からかは忘れたが、今日も暴れまくってやるゼ!ヒャッハー!



 🔷



 ここは仮想空間、トキヤ。現実とは切り離されたリアルに似た電脳世界に存在する渋谷に似た街だ。

 さて…今日もここで暴れるとするぜ。迷惑が掛からない程度にな。


 ヒャッハァアアア!


 他の奴らも開放的になって、楽しんでいるようだ。

 じゃ、俺も。そう思って一歩踏み出した時、俺の前にとてとてと三毛の仔猫が横切った。

「にゃ~ん」

 ネコチャン……トゥンク…そのつぶらな瞳とズッキュンとくる愛くるしい姿に俺は突如、ハートウォーミングされた。



 俺は、ネコチャンを拾い服の中に入れて、頭だけ出した。

「ヒャッハー!いくぜ!ネコチャン!!!」

 俺は、チート級の強さでトキヤの街のありとあらゆる犯罪を片付けて無双して行く。


「ヒャッハー!この快感、たまらんぜぇええええッ!!!」

「にゃーん!」


 俺の胸元のネコチャンが高らかに鳴いた。

「よし、お前の名前は、今日から“のりしお”だ!」

 のりしおは嬉しそうに俺に頬ずりした。

 俺達の快進撃はこれからも続いていくぜ、ヒャッハーぁああああ!!!!!


 -終わり-


 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


 最後までお読みいただきありがとうございます。

 ネコ?さん、描くキッカケをありがとうございます✨

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