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  • 短編への応援コメント

     違っていたら申し訳ないですが、小狸さんには珍しいテイストの短編じゃないでしょうか。
     「明るさだけで、心地良さだけで、快さだけで」人生イージーモードで、他人を見下しまくっていた青年が痛い目を見るというのが本作の顛末ですが、そんな主人公・田村くんも「第一志望の企業に早期選考で」受かるくらいには、厳しいはずの世間の中で通用していたわけで、暴力事件さえ起こさなければ、履歴書に多少キズがつくだけで意外とどうにかなっていたんじゃないか、という気がします。現実世界でも、田村くんのようなタイプはなかなか痛い目を見ず、偉い人から変に気に入られたり、何となく許されたりして、したたかに生きていそうです。実力や倫理観とは関係なく人望だけで勝ち上がるという点では、その最たるものが政治家だったりするのかな、なんて思ってみたり……。

    作者からの返信

    あじさい様

    お読みいただき、また応援コメントいただきありがとうございます。
    私も、あじさい様と同じように感じます。彼は厳しい早期選考を通過しており、また附属中学の受験にも合格しています。一見「小賢しい奴」「ずるい奴」でも「小賢しく」て「ずるい」という「だけ」ではない。それが、この作品の裏テーマ(と胸を張って言えるほどに大仰なものではありませんが……)の1つです。
    田村君の一面に気付いてくださり、ありがとうごさいました。


    小狸