第3話 汽笛一声

『グゥ......グゥ.....うーうーん...』


『ガタン、ゴットン、ガタン、ゴットン!』と汽車は走る。


『うーうん、うん?......アオイツキ?うん...?夢かなのか...?』

窓から丸い青い月が見える。星空の中で輝いている。


『うん,,,トイレに行こ...暗いな...』

すでに消灯時間は過ぎていたようだ。


『ドス。』誰かにぶつかった音がした。


『あっ、すいません。』

『.................................』

『あの、すいません、トイレに行きたんですけど...』

『..................................,』


相手は、何も喋らない。

怒っているような感じではなく、ただ置き物の様に黙っている。

その瞬間窓から青い月光が車内に入る。


『ピカ』その瞬間月光が車内を神々しくカーテンの様に車内を照らし。

    月光で相手の姿がわかった。


そいつは|バケモノ|だった。


以上に長い鋭い爪、長い髪の毛、亀の様な皮膚

なぞの白衣、荒い呼吸。

この世には元々いなかった生き物の様な姿。

いちゃいけない生き物。

まさに今から俺を殺す気でいる様な生き物。


『....え....あ....え』


『.....a"a"A"A"AAAAAAAA!!!!!!!!』


そいつは僕の存在を知り、戦闘態勢に入った。

こいつを殺すと。


『え...え....あ...ああ。』

足が震えて、使える物ではなくなった....


『....z z z z”Z”A"A"A"A"A"A"A"』

バケモノは、爪を伸ばし、呼吸を更に荒くして。

目の前にある熱を消してやると。


『ボウズ、目を閉じろ!』


|パン!パン!|と銃声が鳴る。


『A"A"!!!!!!!!!A"!!!!!!!!A!!!!!!!!!』


『バサッ!スタッ!トットッ!』と連結部分を超えて走る。


『私は打ち勝つさ!悪魔め!もっかい、至近距離で銀塊をぶっ込んでやる!』


|バン!|と車内の響いた。


『....A"A"A"A"A"A"A"aaaaa,a,a,,,,,,,,,,,,,,』


『......ガラ、ガラガラ!』と化け物は石となり砕けた。


『ボウズ、危なかったな。あいつはヴィナス教会が召喚した敵だ。』

『え、、、ありがとうございます、そうですか、、?』


『パン!』と僕の頬を両手で叩いた。


『目を覚ませ、もう6時間は経ってるぞ。この世界は西洋人が作った魔法空間だ。』

『魔法空間...なんで作ったんですか?』

『遊びさ。クズのおもちゃなんだよ。魔法でこの東海道路線は全てコロシアム状態

 建設する時に西洋から投資してもらった時の条件だ。』


『ポー!!』汽車はトンネルに入る。


『クソ、話しているのに...オイ!俺が渡したナイフはどうした?』

『あ、あれですか...なら聞きたいんですけど...なんで名前を彫ったんですか?』


その瞬間、車内が真っ暗になった。

また煙によって呼吸がしづらく風圧がものすごく立っているのでやっとだ。


『ゴホッ!,,,それは、ゴホッ!、しらねぇ!、マズイ!敵がわからないぞ!』

『ならば椅子の下に潜りましょう!話は後でいいので!!今すぐ!!!』


『サッ!』とイスの下に潜った。


『クソ、教会野郎!こんな道中にトンネルは、ないのに無理やり作りやがった!!』

『.......敵はどんな奴でどのぐらいの数ですしたか?』

『いや、分からねぇ!どんな敵か何体なのかも!一才わからない!

 わかるのは次に大阪につくことだけだ...』


『バシ!!!』何かに腕を掴まれた。


『...腕を掴まれた!!クソ!!』

『大丈夫ですか!!』

『こっちに来るな!!ヤツは腕を伸ばしてオレを掴んでいるみたいだ!!』


腕をたどっていくとバケモノの姿はいなかった。


『じゃあ、僕がなんとかします!!』

『ボウズやめておけ!下手したら死ぬぞ!!クソぉ!!こんなちょっとの事!!』


『......マジか,,,,!』拳銃には弾丸入っていなかった!


『なら、尚更僕がやります!あのナイフで!!...あった!』


『シャキーン!』出した鋭利なナイフを持つと少し光った。


『気をつけろ!奴はバケモノという事を忘れるな!この世の者じゃねぇ!』


『......,、、えぇ、目の前が現実、夢であっても、目を潰したいぐらい怖いです

.............否定しなきゃな、奴が生きる事に、奴が僕を殺す気でいる事に!』


今は煙で何も見えないが、絶好のチャンスで絶命のピンチでもあるんだ。

公平な殺し合いの戦場...戦場にはそんななんてない。


































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