原初からの招待状

ゆっくり

第一章 プロローグ

 そこは、少し前までは数人がそこに住んでいたのだが、とあることをきっかけに国からその地域の名前を剥奪され、人が住わなくなり、挙句草木が生い茂るどころか人を入れまいとばかりに木々がその場を塞いでしまった。そのせいでそこに人が寄り付くことはなく、その当時はよくなにか黒い噂が巷で流れたものだが、今はめっきりと噂ごとその姿を消した。だが私は考古学者としての感と、今まで勉強、研究してきた経験から、考古学にとって非常に重要な新発見、またはそれに近しいモノがあるに違いないと思い、調べ、そこに向かうことにした。

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