冥途の飛脚さん
緋色ザキ
プロローグ
これは、私がまだ八歳の頃の話です。
こんがりと日に焼けた身体で外を走り回っていたわんぱく少女だった頃の私。
私の遊び場といえば、公園でした。友達を呼んで、遊具を使ったり、ボールを使ったり、かけっこをしたり。
とにかく遊び回っていました。そして、夕方には決まってみんなでまたねと言って帰路についていました。
ただ、夏のある日。夏にしてはやや少し涼しかったあの日。
私はなにを思ったのか、帰らずにしばらく公園にいました。友達はみな帰ってしまい、一人でなにをしようかと考えていた、そんなとき、不意に後ろから知らない男の人に声をかけられたのでした。
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