第3話:うちの店のラーメンの麺について
次に麵です。麺はインスタントのを使っていません。
どう頑張ってもインスタントはインスタント。お店のラーメンとは食感も違うし、福岡では細麺が主流でカタメンが主流なので、インスタントの麺では各社食べたけれど、どれもダメでした。
そこで、出会ったのが製麺屋さん。普通のラーメン屋さんたちも製麺屋さんから麺を買っているというのです。たしかに、店内でラーメンの麺を打っているのをみたことがありません。私も製麺所から麺を取り寄せることにしました。
たまたま近所の製麺所の人が麺にこだわっていました。九州ではラーメン専用の小麦というのが開発され「ラー麦」と呼ばれています。このラー麦を使った麺はたしかにおいしかった。
福岡のラーメンに合う、コシの強さと歯切れの良さがありました。従来、ラーメン用の小麦の多くは海外産だったらしいのですが、福岡ではラーメンに合う国産小麦を開発しようと作られたのです。私もこのラー麦を使った麺を使うことにしました。
ちなみに、インスタントの袋麺ですが、スープの袋と油の袋は使いますが、残った麺は使いません。現状捨ててます。
最初の方はもったいないのでアレンジ料理を考えてましたが、とてもひとりで食べ切れる量ではないし、麺だけなのであげる相手もいません。しょうがないので捨てています。
逆にインスタントラーメンを買うときは、気を使っています。店に大量にインスタントラーメンの袋麺が箱で届いたら変に思う人もいるはずです。
私の出勤は夜からなので、昼間に届いたら夜まで店の前に箱が置かれていることもあります。写真を撮られて、SNSに拡散されたら大炎上必至です。
そのため、通販で買ったときは自宅に届けてスープと油の袋だけ抜きます。これだけでだいぶ嵩は減ります。
店でスープの袋と油の袋が大量にゴミになるのも問題なので、専用のゴミ袋を準備して毎日持ち帰っています。
最初の方は寸胴に粉だけ入れて店に持ち込んでみたこともありましたが、段々と水分が蒸発してスープの濃さが変わり味が安定しない不具合が出てきました。
それからは、1杯ずつ粉と油をお湯で溶いて、カエシ入れたどんぶりに注いでスープとしています。
その他、具材についても気になると思いますので、正直に全部お話します。
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