20240227火 スカートのお嬢
昨日の帰り道、強風に煽られ危うく転倒しそうになった。
にもかかわらず、今朝の出勤時はすでに昨日より風が強い。
ゴーゴーと唸ってるし、風向が定まっておらず、あっちからもこっちからも束になって吹き荒れてくる感じ。
予報では風速25㎧を超えるらしく、朝の段階ですでに台風並みの体感だったので、自分の身を案じ駅までバスに乗ったら、バスも踏ん張ってて怖かった。
そんな今日の通勤電車の中、20代前半くらいの可愛らしいお嬢が同じ車両にいて、ええ!強風の日にスカートってどうなの?という状況に出くわした。
タイトスカートならまだしも、ふわっとしたひざ丈スカートを選択しなければならない理由とは何なのか。
夏の生地とは違い、冬物の厚めの生地だったからひらひら舞い上がるということはないだろうけど、スカートの中に風をため込み一気におちょこになってしまうことは誰が見ても想像がつく。簡単に言うとマリリン・モンローではなく、メリーポピンズだ。ただ映画の中のメリーポピンズは強風が吹き荒れる空から舞い降りてくる割に、スカートがひらりとも動かないというトリックが採用されていたので、メリーポピンズ=おちょこという図式はあくまで私の想像に過ぎないが。
とにかくお嬢のそのスカートはおちょこなのに、もしかしてパンツ類を持っていないのだろうか。
それとも、学生なら先輩か教授の、社会人なら上司の命令で、いつでもどんな時でもスカートでと命令されているとか。もしそうならば生粋のS子ちゃんということになってしまうので、それは如何なものかと寄り添ってあげたくなるが、まあ、現実的に考えて少なくとも見せパンは履いているんだろうから、M子ちゃんに違いないという結論になるが。
そんなことはさて置き、そのお嬢が降り立った地下鉄の駅は、地上に出るための階段に絶対に設計ミスだろうっていうくらいの暴風が地上から降りてくる。
私も何度かその階段を上がっている途中で暴風を受け、背中側によろっとして転げ落ちそうになったことがある。階段は本当に嫌いだ。
別の駅で降りなければならない私には事の顛末を知る由もない。が、こんなにも途中下車したくなったのは何年ぶりだろう。
不謹慎だが、SNSにあがってないかな~って確認してしまった。
最後に、退屈な通勤時間が久々に妄想MAXで楽しかった。お嬢、ありがとう。
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