20240201 新曲と歌手

 ビリー・ジョエルの新曲が発表された。

『Turn the Light Back On』

 和訳、考察は、ビリー愛好家の方たちが早速ネット上に投稿して下さってて、とても嬉しい。皆さん仕事が早すぎる。

 ありがとうございます。

 タイトルの和訳は『もう一度明かりを灯す』ですって。

 そして、「僕は間違っていたのかもしれない」「まだ手遅れではないはず」「諦めない」と、ほとんどの方がそう訳されている箇所があって、これまでのビリーの思いが込められている歌詞に心を打たれた。

 モノトーンのアニメーションで作られたMVも、長いトンネルを通り、ろうそくに火が灯って、ピアノが現れて、そのあと、ずっと動きを止めずに今まで歩んできたことをイメージさせる。

 ミュージシャンであり続けて、ライブをやり続け、ファンを熱狂させ続けてるって、容易いことじゃない。

 そのバイタリティーに感服する。



 以前見たTVの歌番組での話。

 出演していた大物歌手がトークコーナーで、過去の栄光や、今は亡き大物歌手とのエピソードを自慢げに話していた。

 そして、いざマイクを持ち歌い出したら、高音も裏声も出なくて、地声も音程もおかしく、ちょっとお粗末すぎじゃない?って引いてしまったことがある。

 歌う前にあれだけ過去の栄光を自慢しておいて。いや、自慢していいのよ。限られた人しか出来ない経験をしているんだから、自慢していい。でも、だからこそ、ちゃんと歌って欲しかった。

 声が出てないことは本人が一番わかっているはずなのに、周りのブレーンにちやほやされてたり、プライドが邪魔したりすると、感覚がマヒしてしまうんだろうか。私は特別だからって。

 そこへいくと、ひろみ郷は、流石だなと思う。レベルが違う。

 若い頃より声が出てるんじゃないかと思うくらい声量あるし、体形も維持して、トークセンスもある。

 何より、ダンスがキレッキレで驚く。

 並大抵の努力ではないはずなことが一目瞭然。

 その歌手の栄光を知っているからこそ、たとえ年齢を重ねても上手に歌って欲しいと期待してしまうのは酷な話なんだろうか。

 そんなことないよね。

 だって、ファンはその歌手が歌手である限り、歌声を聞いて感動したいんだから。

 だから、頑張って、いつまでも歌手でいて欲しい。

 偉そうなことたくさん言ってごめんなさいだけど、その歌声で震えるような喜びを与えて欲しい。

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