20240117 赤髪とビリー

 仕事終わりに美容室へ。

 美容室で汗をかいてしまうかもしれないので、ヒートテックは着ないで出勤。

 さすがに寒かった。


「今日もカットとカラーですね。色は前回と同じ赤系でいいですか?」

「はい、赤でお願いします」

「推し君はまだ赤髪なんですか?」

「いえ、実は金髪になったんです。でもさすがに金髪にする勇気はないので赤のままでお願いします」

 ヒップホップ系の推しがいらっしゃる担当の美容師さん。

 こんなふざけた私に話を合わせてくれて本当にありがたい。

 去年の今頃は、推しの青髪に合わせて青系にして、夏に赤髪になった推しを見て、迷わず私も赤系にした。

 青の時もそうだったけど、がっつり赤ではなく、光に当たると赤になるみたいな感じ。

 自分的には青よりも赤の方が気に入ってる。

「次のライブはいつですか?」

 ちらほら白髪も目立つので、推しに会うライブ前の美容室は絶対に必須なことも承知しててくれてる担当さん。

 ただ今回は推しではない。

「来週、東京ドームにビリー・ジョエルのライブを見に行くんです!」

「えー、すごいじゃないですか! チケット当たったんですか?」

 嬉しいことを次々聴いてくれる担当さん。

 調子に乗って次々話しちゃう私。

 幸せだ。

 16年ぶり、一夜限りのスペシャルライブ。

 昨年9月の一般チケット選考に見事当選した。

 こうして美容室に来たりすると、いよいよだなって実感が湧いてくる。

 74歳のビリー・ジョエルはどんなだろう。

 もしかして、年齢的にも最後の来日かもしれないと思ってしまう。

 とにかく、とにかく、楽しみ。

 推しには申し訳ないが、これから一週間はビリー・ジョエルを聴きまくろう。


 今回も安定のぼっち参戦。

 9月の申し込み時に夫にも声をかけたけど、腰が痛いからたぶん無理と言っていた。

 それから4か月たった今、本当に痛いらしい。

 病院行けばいいのに。



 





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