二人台本/銀の道

無呼吸

「」×『』

銀の道


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄


「」『』なしの部分は『』だけで読むのも良いですし、二人で交互に読むのも一つです。

性別、一人称、口調、アドリブなど、世界観が崩れない程度にご自由に演じてください。


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄




「おーい、こっちこっち!」


『寒かったよね、待たせてごめん』


「ううん。来てくれたの、嬉しい」



明日なんて来なくていい

大人になんてなれなくていい

このまま夜が明けなければいいのに

こうして君と

海に浮かぶ月を眺めていられたらいいのに


ずっと二人でいられたらいいのに


ねえ、



『この銀の道の向こうには何があると思う?』


「私はね、ネバーランドに続く道だと思うんだ」


『ネバーランド…?』


「そこに移り住んだ子供たちは歳を取らずに、

移り住んだ時のままの姿でいられるんだよ」


『素敵だね』



家族、友人、学校、日常、理不尽、束縛、憂鬱

今ある物、持っているもの全て捨てて

全部から逃げて、君を連れ出して



「これでやっと、一緒になれる」



君の、碧い瞳が揺れた

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二人台本/銀の道 無呼吸 @0591122

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