第24話

ポータルを出た一行は先ず退場手続きを行う為受け付け窓口に向かった。

「退場手続きを頼む!」

「ファミリアの皆さんもう踏破したんですか?」

「ああ」

「ゾンビ系統のエリアは臭くて嫌だったけどね」

「流石ですね!9時~11時の約2時間でクリアで、また最速記録ですよ!それとちなみにそこの魔道掲示板には最速記録ベスト3のタイム、パーティー名とメンバーの名前が表示される様にになってます!」と教えられる。

「わぁ~本当だ!スゲー俺達三人の名前が書かれてる!」

「各国にあるダンジョンにも同様な物がありますよ。」

「成る程、なら旅する序でにダンジョン巡って行くのも良いな!」

「まぁ急ぐ旅では無いし、その方が楽しくて良いわね!」

「ねぇねぇ!早くこの本の鑑定しに行こうよ~」

「そうね、じゃあ私達はギルドに行きますのでこれで」

「はい!お疲れ様でした。また御利用ください!」

と言う事で昼を屋台で食べつつ一行はギルドに戻って来ていた。

「ファミリアの皆さんこんにちは!今日はどのような御用件でしょうか?」

「ええ、こんにちはステラさん!実は私達朝一でダンジョンに行ってきてさっき踏破して精算や鑑定でして欲しくてこちら来たの」

「ええ!?上級ですよね!?そんな速攻でクリア出来るような難易度では無いのですが…まぁファミリアの皆さんなら可能ですよね!えっとドロップ品の精算と鑑定ですね!承りました!ギルドカードをお預かりしますので少々お待ち下さい」と奥に鑑定の職員を呼びに行った。

少し待っていると鑑定の職員と一緒にステラが出てきて話を始めようとした時、あの赤髪の双剣士のレッドが話し掛けてきた。

「よう!あんたらの活躍聞いてるぜ、今度は上級まで最速クリアしたらしいなダンジョン帰りの連中が騒いでたぞ!それとAランク昇格おめでとう!」

「ああ、ありがとう!用はそれだけか?俺達は今からドロップ品等の精算と鑑定があるから行くが?」

「可能なら1つ勝負して欲しくてな、ここまで来たんだ」

「そうなのか?どうする?」

「じゃあ別れましょう!私達の方で精算してくるから、あなたはレッドの模擬戦受けてあげたら?」

「そうだな!よしレッド行くか?」

「おう!サンキューな」

「そういえばお前他の仲間はどうした?」

「ああ、俺達今日は休養日なんだ」

「成る程そうだったのか」と話ながら歩いているとギルド裏の訓練場に着いた。




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