第20話
翌日朝食を終え帰り支度を整えた後、乗り合い馬車が来るまでの間少し時間があるので一行は、1時間程魔の森で狩りをしてから帰る事にした。
そして午後1時頃にドーラのギルドまで戻って来ていた。
「あ!ファミリアの皆さんお帰りなさい」
「ああ只今戻った!」
「それでギルマスから受けた依頼の完了処理お願いしますね、あとブラックワイバーンの買い取りもね」
「ブラックワイバーン!?」
「ええ、依頼の話はギルマスから聞いて無い?」
「はい!ワイバーンの討伐とレイス退治だとお聞きしていましたが…」
「ああ群れを全部倒しに行ったからね、ボスがそのブラックワイバーンですよ!それにレイス退治の方はやはり上位種のリッチが出てきたわ」
「でも余裕だったけどね!」
「そ、そうでしたか…いや流石ですね!あっそうだ、皆さん今回の件でランクアップしますので、手続きで全員分カードをお預かりしますので提出をお願いしますね」と更新されたカードを見ると金色で塗装されたプレートにAの文字が書かれたいた。
「ん?Aで良いのか?」
「はい!全然問題ありません、寧ろSでも良いくらいだとギルドマスターが言ってました。」
「凄い~金色だ!」とロイドはキラキラと輝くギルドカードを掲げながら見る。
「分かったわ!ありがとね」
「よし、帰り屋台に寄って飯でも食って帰るか!」
「賛成行こ行こ!」と言う事で消耗品やらを買い揃えて、明日からのダンジョン上級攻略に備える一行。
そして翌日の朝一行は、ダンジョンのギルド出張所まで来ていた。
「お、おい!あれってファミリアじゃねえか?」「誰だ?あの親子連れ?」「お前知らないのか!?登録から7日と経たずの全員Aランクに昇格したって話だぞ!」「流石にそれは嘘だろ!?」「いや本当だと思うぞ!俺、昨日三人が金色のカードを受け取る所見たぞ!」「色々と規格外な所で住んでいるから実力は折り紙付きだってギルマスが言ってたわよ!」「何でもあの子竜を連れた男の子は二人の子供で登録時に試験をしてダルフさん吹っ飛ばしたらしいわ」
「俺は現役Sランクのルードさんをぶっ飛ばしたあの子の親父の強さの方が気になるな!」「あたいは母親の彼女が三人の中で一番の魔法の使い手だと聞いたから魔法を教わりたいと思ってたんだ」
等々居合わせた者達が口々に話をしている余所に一行は、受け付けに行き上級攻略の為手続きを行う。
「ファミリアの皆さんおはようございます!今日は上級攻略ですか?」
「ああそうだ、手続きを頼む」
「承知しました…はいこれで手続き完了しましたので、ポータルへどうぞ」
「よ~し大暴れしちゃうぞ!」
「周りに気を付けてよね!💧まったく!」と攻略に向かう一行はポータルに入って行った。ちなみに上級の出現魔物の難易度はB~A上位との事。
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