墓参りへの応援コメント
初めまして、那智風太郎と申します。
この度は『桜猫企画』にご参加いただきありがとうございました。
「緑の反乱」の後のディストピア。
哺乳動物のほとんどが絶滅の危機に瀕している終末世界において、両親の犠牲のもとに生き残った彼女が命懸けの墓参りを敢行するところに、頼るべき精神の支柱がもはやそこにしかないのだということを痛感させられました。
けれど桜舞い散るその道半ばにおいて黒い色の仔猫を見かけたことで、彼女の中に可憐な花が咲くように希望が見出されたのだと思います。
この後、地下で細々と命を繋いでいる生存者たちがどのような行動を起こすのか、とても気になるところです。
素敵な物語を読ませていただきありがとうございました。
墓参りへの応援コメント
人類絶滅のディストピア、その中での死者への追悼は散見されるテーマですが、桜と猫の使い方がそれぞれインパクトがあり、主人公の心の動きがきわだっていますね。