沈丁花の春

Yin Yi

沈丁花の春

かおりは生きる風情


しかも香辛料の丁字(グローブ)に似て、我らの人生に、生きる意味と味わいをくれる


我らがもっと散歩して


もっと自然と季節を感じ


宇宙の息吹と同調するのに


もっと気楽に


そして人生のあらゆる機微を「丁寧」に肌で接するように


たとえ春の風は冬のそれより厳しく


我が芯を凍えさすようであっても


そのような


明日、あさっての蘇りを信じるものには


やがてゆっくりでも、 「生きてて良かった」、「もっと心豊かに生きよう」と


そしてなによりこの世に生をうけて


我にはこの人生が「丁度よかったと」と時世の言葉を遺したい


yatcha john s. 「沈丁花の春」


♥ ちょっとした解説


ジンチョウゲ(沈丁花、瑞香、学名: Daphne odora)は、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木。中国名は瑞香、原産地は中国南部で、中国から日本に渡来して、室町時代にはすでに栽培されていたとされます。クチナシ、キンモクセイとともに、日本の三大芳香木の一つに数えられます。


その花言葉は「永遠」「不死」「不滅」「栄光」です。


その香りは品のある甘い香り。 名前の由来でもある“沈香”に似た上品さを感じることができます。 また植物らしいグリーンの香りと爽やかさもあるので、爽やかなフローラル系の香りが好きな方はおすすめの香り。 別名では“千里香”と呼ばれるほど香りが遠方まで届くのも特徴のひとつです。


写真は海浜公園の沈丁花。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

沈丁花の春 Yin Yi @ocean4540

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る