第5話 早過ぎる別れ



「残ったのは108人か……。これより、ピラミッドパワーセンターに突撃する!」

 80代の地球教徒の男の言葉に。


「ちょっと待ってください! 今ハッキング中です!」

 と言って40代の地球教徒の女が、頭とピラミッドパワーセンターの扉わきの端末を有線接続して固まっている。

 3分後扉が50センチ空き、40代の地球教徒の女はわきに下がる。


「じゃあ1番!」

 と言って調子のいい20代前半の男は中をのぞき込んだ瞬間、頭からまたまで輪切りになって左右に分かれて死に血だまりを作った。


「はっはっはっは! どうだ! 地球教徒ども! 超蛍光ちょうけいこう光子雪崩こうしなだれ・レーザー強度1000万倍レーザーの威力は! ピラミッドパワーセンター内に777丁777ちょう配置させてもらった! 生きてここまで到達することは不可能! 全員輪切りにしてやる!」


「ちょっと、どいてくれ……」

 俺は地球教徒をかき分け前に出て、ピラミッドパワーセンターの扉の中に入った。

 中は白を基調にした近未来的な廊下が続いていた、レーザーの発射装置は……。

 と探していると見えないレーザーが頭上から振り下ろされてくるのを感じて、左によける。

 その左によけた俺を見えないレーザーが追いかけてくるので、左の壁をかけあがりながら前に進みレーザーの根元レーザー発射装置に、弾倉に30発の弾丸が入る自動小銃の弾丸を1発打ち込み破壊する。


「なんだと?! どうゆうことだ? お前は人間か? まさか!世界の改変! くそ! お前は本来こちら側の人間のはずだ! 地球教徒などやめるんだ! 違う! 命乞いではないぞ! お前のために言ってやってるんだ! さあ! 悔いくい改めよあらためよ!」



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