第8話 フェミニストを撃て

以前はフェミニズムと男女平等は同じだと思っていた。

しかし、ウィキペディアで「上野千鶴子」を調べたところ、この人がフェミニストであると同時に共産主義である事が判明した。

共産主義の福島瑞穂も実はフェミニストを兼任していた。

評論家のひろゆきが沖縄の米軍基地移設に反対する「市民」をディスったところ、フェミニストがひろゆきを批判した。

ここまで来ると私のようなバカでもフェミニズムが実は共産主義である事に気がつく。米軍基地と男女平等は関係ないから。

たぶん、共産主義が平等主義だから、多くの男女平等論者が共産主義に流れていくのだろう。

共産主義が仏教だとすると、フェミニズムは真言宗とか浄土真宗みたいなものではないだろうか。

まさしく共産主義は新興宗教である。「ものぐさ精神分析」の著者である岸田秀も「すべてのイデオロギーは宗教である」と言ってたし、私も「マルクスの進歩史観」という文章において、「資本論」の内容が一種のオカルトであることを指摘した。

すると、フェミニズムだって一種の新興宗教だということになる。

具体的にフェミニズムのどこがおかしいのかというと、「父権」を否定しているという点にある。

フェミニストは「父権」が何なのかを理解しているのだろうか。

「父権」は「男尊女卑」ではない。「近親相姦」を防止するための制度であり文化である。

我々の名前に「姓」(苗字)が付く理由を考えたことがあるだろうか。

血がつながっているという意味だ。

名前に「姓」が付いてないと誰が他人で誰が血縁かわからなくなるだろう。「姓」のない社会は「家」もないのだから(この場合の「家」とはハコモノのことでは無い。「家族」の事である)。

そして「父権」とは「姓」の事であり「家」の事なのである。

「父権」が成立する前の、古代母系社会がどんな社会だったかを想像してみよう。

ある集落で一人の母親が子供を産んだとする。では、その子供の父親は誰なのか。

父親なんて居なかったのである。概念そのものがなかった。「実の父親」は集落に居たはずだが、特定する方法がない。おそらく、古代母系社会の集落はみんな顔が似ていただろうし。

だから、母系社会では近親相姦が普通に行われていた。

最近、日本の古代遺跡の周辺で大量の奇形児の骨が見つかっているらしいが、そりゃそうだろう、当時の日本は純粋な母系社会だったんだから(私は近親交配で生まれた猫を飼っていたことがある。その猫は大腿骨に異常があった)。

日本のフェミニストは「父権」の意味が分かってないか、あるいは現在の日本を母系社会に戻せと主張しているのである。「近親相姦のタブー」を解除したいのである。「父権」を否定するという事はそういう事なのであるから。

また、女には美人と不美人の二種類が居るが、不美人にとって不利なのは母系社会の方である。

母系社会とは、「女を共有できる社会」の事である。

「女を共有できる社会」では、不美人は男から相手にされなかった。

誰もが「村で一番の美女」を抱く事ができるのに、何が悲しゅうて不美人の相手をしなければならないのか。

そんな「古代母系社会」が進歩し、歴史的必然として「父権社会」になった。「父権社会」とは、「女を共有できない社会」の事である。

父権社会では「村で一番の美女」は「村で一番スペックの高い男」が独占するのである。

すると、不美人もあぶれたが、スペックの低い男もあぶれた訳だから、不美人はスペックの低い男とカップルになる事ができる(これは単純化して書いている)。

「父権社会」の方が不美人にやさしいのである。

そんな訳だから、不美人のフェミニストは父権を否定するべきではない。

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