第2話
春視点
目が覚めると、知らない家だった。
そうだ!!私は4人で飛び降りようとして、確か優くんに止められて
「あ、目が覚めた??」
「・・・っ!!あなたは」
「優の姉だよ。それより3人も今ご飯食べてるから、下においで」
えっ??
________
下に行くと、3人はご飯を食べていた。
「美味しい!!おかわり」「美味しいです。」「・・・これすき」
そして、私に気づくと
「春!!優のお姉ちゃんのご飯美味しいよ」「美味しいです!!本当に」「・・・最高」
3人は幸せそうな顔をしていた。
つかなんだろう・・・みんなで家でご飯を食べるってこんな感じなのかな?
「聞いたよ。春ちゃんも全然ご飯を食べてないんだってね」
「・・・え、あのそうです」
「よし、じゃあご飯を食べて、シャワーも入ってきて」
「・・・良いんですか?」
「良いよ。つかあと弟には感謝しなよ。」
弟って、あ・・・優君か
「優は寝ている4人を必死に担いで運んで来たんだから」
担いで、運んで・・・そんなちょっと・・・恥ずかしすぎる。
そんな私の様子を見てお姉さんは弁解するように答える。
「深夜だったし、君たちの家のことを考えて、怪しまれないように、あとタクシーとかも使わないで追放されなように気をつけて運んで来たのよ」
「・・・っ」
そうだ、確かに家にもし追放されたら何をされるか分からない。
「まぁ、だからとりあえず今は弟は疲れてまだ寝ているから起きるまでご飯を食べて、そのシャワーで匂いも消しちゃって」
「・・・はい」
そして、お姉さんのご飯は本当においしかった。
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