【カクヨム様限定】冤罪によるストレスから幼児対抗をしてしまった。

激 辛

第1話

義姉視点


優君は冤罪だった。


優くんは何度もお姉ちゃんだけは信じて欲しいと言ってくれたのに私は聞く耳を一切持たずに家族で大切な義弟がしたと言い続けてしまった。


そして冤罪だと判明した時には遅かった。


義弟は余りのストレスから幼稚対抗してしまった。


「お、お姉ちゃん。お姉ちゃん」


もう碌に喋れない、見た目とは別に中身が幼くなってしまったのだ。


「お姉ちゃん、俺ね。俺ねお姉ちゃんのことが大好き」


そして、こうやってたまに大好きと特に言うきっかけもなく、小さな子供のように思ったことを口にするようになった。


・・・正直、弟がこうなったのはとても悲しいし、辛い。ほぼ記憶喪失だし、この状態を元の人格の優は死んだとも考える人も居るだろう。


でも、内心


「お姉ちゃん、お姉ちゃん、膝枕してぇ」


「いいよ!!」


内心、素直で可愛くてコレはこれで良いかなと思う私が居る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る